さくらんぼは意外と高カロリー!?栄養や効果効能・注意点も果物大好きパティシエがわかりやすく解説
カリウム:高血圧予防・むくみ改善
カリウムはさくらんぼに特に多く含まれている栄養素で、細胞の浸透圧を維持したり、塩分の排出を促す働きがあります。余分な塩分が排出されると血圧も下がりやすくなり、結果として高血圧の予防につながるそうです。また、利尿作用により塩分と一緒に水分が排出されるため、むくみの改善にも効果があります。
葉酸:妊婦さんにもおすすめ!
さくらんぼの中にはビタミンB群の一つである葉酸がたっぷり含まれています。葉酸といえば妊婦さんのサプリメント、胎児の細胞分裂に欠かせない栄養素です。つまり、さくらんぼは妊婦さんにとってもおすすめのフルーツなのです!
ただし、さくらんぼに含まれる天然の甘味成分であるソルビトールは、便の量を増やす働きがあり、食物繊維と共に便秘改善に役立つ一方、摂りすぎると下痢の原因になるといわれるため、食べすぎには注意しましょう。
ポリフェノール:目の疲れ改善
さくらんぼの赤い色には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれています。アントシアニンといえば、目に良いといわれるブルーベリーが有名で、疲れ目の原因を改善する働きがありますね。また、アントシアニンは目を紫外線から守り、白内障や緑内障といった病気を予防してくれます。
さくらんぼは意外と高カロリー!?
主要なフルーツとさくらんぼのカロリーをまとめました。
1つ当たりの重さ(約)/可食部100gあたりのカロリー
・さくらんぼ:7g/60kcal
・バナナ:120g/86kcal
・リンゴ:255g/57kcal
・キウイ:87g/53kcal
つまり、りんご0.4個=バナナ0.8本=キウイ1個強、とさくらんぼ14粒は同じカロリーなのです。スーパーでよく見かけるさくらんぼのパックは1パック200g前後ですから、大体半分ほどの量ですね。さくらんぼ14粒食べて、バナナ1本に満たないと思うと、カロリーはそんなに高くありません。
ただ、一粒が小さく、また腹持ちも悪いのでついつい食べてしまいますが、糖質もたくさん含まれるので食べ過ぎには注意しましょう!
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