さくらんぼは意外と高カロリー!?栄養や効果効能・注意点も果物大好きパティシエがわかりやすく解説
さくらんぼの木って「桜」なの?
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お花見をした公園に、さくらんぼは落ちていませんよね。同じ「さくら」と名前に付くのに、別の植物なのでしょうか。いえいえ、桜もさくらんぼの木も生物分類上は「バラ科桃亜科スモモ属(サクラ属)」という同じ仲間です。お花見をする桜は観賞用の木、さくらんぼの木は実の食用の木、という区別をしています。
実は、観賞用の木にも実がつくことがあるのです。観賞用の桜の木の果実は、食用のさくらんぼよりも小さく1㎝くらいで、黒っぽい色をしています。食べることはできますが、渋みのある酸っぱい果実で、美味しくはありません。小鳥などが好んで食べるので、譲ってあげましょう。
名前の由来は「可愛らしさと丸い形」
「さくらんぼ」の名前の由来には諸説あります。
1.昔、桜の木になる実を「さくらんぼう」と呼んでおり、「さくらんぼう」の「う」が時代とともに呼ばれなくなってきた。
2.桜の果実のかわいらしさから、桜の子ども、つまり「桜の坊(子どもの意味)」と呼ぶようになった。
3.さくらんぼの丸い形が「坊主」の丸い頭に似ていたから
また、一般的には「さくらんぼ」といわれる果物ですが、農家の方などは「桜桃」と呼ぶことが多いようです。
さくらんぼに含まれる栄養素は?どんな効果がある?
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さくらんぼは小さな果物ですが、その中には、ビタミン・カリウム・鉄分・糖類・クエン酸など、種類豊富に栄養が詰まっています。特に鉄分の含有量は果物の中でもトップクラス!では、さくらんぼを食べるとどのような効果が期待できるのか、栄養素と共に見ていきましょう。
ビタミンC・クエン酸・ブドウ糖:疲労回復と美肌効果
「美容ビタミン」として知られるビタミンCは、お肌に潤いやハリを与えるコラーゲンというたんぱく質を作る栄養素です。美肌のもとコラーゲンを作るにはビタミンCが欠かせません!さらには、鉄の吸収をサポートしたり、ストレスや病気から体も守る働きもあります。
また、ブドウ糖は体内でエネルギーに代わるスピードが早く、さくらんぼの酸味であるクエン酸は疲れのもとである乳酸を壊すので、疲労時の回復をサポートしてくれますよ。
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