ブルースハープとハーモニカに違いはある?ハーモニカの種類や構造の違いを音楽好きライターがわかりやすく解説
クロマチックハーモニカ:スライド式
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クロマチックハーモニカは本体の横にスライドレバーがついていて、レバーを押すことによって半音上の音を出すことができます。ドの鳴る穴を、レバーを押して吹くとド♯になる、という感じです。演奏しながらレバーの操作もしなければいけないので、最初は苦戦するかもしれません。このスライド式は構造が複雑なため、値段も高くなるのですね。
複音ハーモニカ:上下2列の穴
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ダイアトニックハーモニカやクロマチックハーモニカなどの単音ハーモニカはひとつの音に1枚のリードですが、複音ハーモニカはひとつの音に2枚のリードを使います。複音ハーモニカは上下に同じ音の穴があり、上下の穴を同時に吸ったり吹いたりすることで音に揺らぎが発生するのです。
アクセサリー感覚?ベビーハーモニカとは
ベビーハーモニカやミニハーモニカというものがあるのを知っていますか?メタルボディでチェーンがついていて、ペンダントやストラップにできるハーモニカです。
指でつまめるほど小さく、穴は4〜5個しかありませんが、アクセサリーとして身につければ存在感は抜群。ケース付きのものもあり、一応音も出ます。気軽に持ち運べるため、一発芸として周りに披露することもできますよ。
ハーモニカを始めるならC調がおすすめ
ハーモニカを始めるのであれば、最初の1本はダイアトニックハーモニカのC調がおすすめ。基準の音がドになっているためドレミがわかりやすく、初心者向けの教則本でもC調であることを前提としていることが多いです。セッションをするときには曲に合わせてキーを変えなければいけませんが、ひとりで練習をする分にはC調だけでも充分楽しめます。まずは音を出して楽しむことから始めてみましょう。