ブルースハープとハーモニカに違いはある?ハーモニカの種類や構造の違いを音楽好きライターがわかりやすく解説
クロマチックハーモニカ:半音階
クロマチックハーモニカでは半音(クロマチック)を出すことができます。半音を出せるハーモニカはクロマチックハーモニカだけです。クロマチックハーモニカは基本的にC調のみで、「ド・ド♯・レ・レ♯・ミ…」というようにすべての音を出せるため、1本持っておけばどんな曲も演奏できると言って良いでしょう。
複音ハーモニカ:全音階
複音ハーモニカも、ダイアトニックハーモニカと同じく全音階しか奏でられません。そのため、曲に合わせてキーを変える必要があります。
違いその2:構造
ハーモニカは種類によって、穴の並び方やリードの数が変わります。吸ったり吹いたりという原則は変わりませんが、構造によって異なる技術が必要です。
ダイアトニックハーモニカ:10個の穴が横一列
ダイアトニックハーモニカの多くがテンホールズハーモニカで、「テンホールズ=10個の穴」という意味です。吸ったときと吹いたときで異なる音が鳴るため、鳴らせる音は全部で20個。
音の配置は「ド・レ・ミ・ソ・ソ・シ…」となっていて、通常の音階とは少し違います。これは隣り合った音を鳴らしたときに、和音になるように工夫されているのです。適当に吹いても、様になって聞こえますよ。
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