家庭科

みりんに栄養ってあるの?特徴や効能・注意点も管理栄養士がわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。この記事ではみりんの栄養や特徴、効能についてみていくぞ。みりんって聞くと、よく調味料として使われるイメージがあるよな。どの家庭にも調味料として置いてあるイメージはあるが、みりんが何からどうやって作られているのかって意外に知らないやつも多いんじゃないか?
今回はそんな料理に欠かせない調味料みりんの栄養や特徴を確認しつつ、管理栄養士のなぎさと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/なぎさ

食べることと料理を作ることが好きな管理栄養士。得意料理はオムレツ。食材についてわかりやすい言葉で解説します。

よく調味料として使うみりんって何?

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料理のレシピを見てみると、頻繁に登場するみりん。特に和食料理に使われることが多いイメージがありませんか?この料理によく使われるみりんは、実はお米のお酒なんだそう。そこで、今回はみりんについて様々な面から調べてみました。なお、みりんには「本みりん」「みりん風調味料」と種類がわかれていますが、今回は「本みりん」についてご紹介していきます。

みりんはお酒の仲間

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みりんはアルコール度数14パーセント前後あります。法的にはアルコール度数が1パーセントからを「酒類」と分類するため、みりんはれっきとしたお酒の仲間なんです。そのため酒税法によりお酒を販売できる免許があるお店でないと、販売することができません。

みりんって何から作られてるの?

みりんの原材料はもち米、米麹、アルコールや糖類などの酒税法で定められた原料で作られています。また、アルコールや糖類などを使わずにもち米と米麴だけで作られるみりんもあるようです。購入する際に原材料の表示を見てみると、みりんの中でも違いがあって面白い発見になりますので、ぜひチェックしてみてください。

みりんの製造方法は?

みりんの製造方法は原材料となるもち米、米麹、アルコールや糖類を40日~60日間かけて糖化・熟成させます。熟成期間中に米麹中の酵素が働くことで、もち米のデンプンやタンパク質が分解されて各種の糖類、アミノ酸、有機酸、香気成分などが生成。これがみりん独特の風味になるんです。

また、みりんの製造方法は物によって様々。古くからの伝統ある作り方をしているプロの酒造では、糖化熟成に10年以上かけているものも。長時間熟成されたみりんは、上品なうまみがあり、見た目も黒色に変わるそうです。

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みりんはお酒の仲間で、物によって熟成期間も変わるんだな。日本酒みたいに、みりんのききくらべをしてみても、味の違いがわかって面白そうだな。次の章ではみりんの味やその特徴について解説していくぞ。

みりんの味や特徴

みりんは甘みがあり料理によく使われますが、砂糖と比べるとブドウ糖やオリゴ糖などの糖類が多いです。そのため、砂糖は甘味を強く感じますが、みりんはやわらかく上品な味わいがあるのが特徴となります。

\次のページで「みりんにはどんな栄養がある?」を解説!/

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