この記事ではみりんの栄養や特徴、効能についてみていきます。みりんって聞くと、よく調味料として使われるイメージがあるよな。どの家庭にも調味料として置いてあるイメージはありますが、みりんが何からどうやって作られているのかって意外に知らないやつも多いんじゃないか?
今回はそんな料理に欠かせない調味料みりんの栄養や特徴を確認しつつ、管理栄養士のなぎさと一緒に解説していきます。

ライター/なぎさ

食べることと料理を作ることが好きな管理栄養士。得意料理はオムレツ。食材についてわかりやすい言葉で解説します。

よく調味料として使うみりんって何?

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料理のレシピを見てみると、頻繁に登場するみりん。特に和食料理に使われることが多いイメージがありませんか?この料理によく使われるみりんは、実はお米のお酒なんだそう。そこで、今回はみりんについて様々な面から調べてみました。なお、みりんには「本みりん」「みりん風調味料」と種類がわかれていますが、今回は「本みりん」についてご紹介していきます。

みりんはお酒の仲間

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みりんはアルコール度数14パーセント前後あります。法的にはアルコール度数が1パーセントからを「酒類」と分類するため、みりんはれっきとしたお酒の仲間なんです。そのため酒税法によりお酒を販売できる免許があるお店でないと、販売することができません。

みりんって何から作られてるの?

みりんの原材料はもち米、米麹、アルコールや糖類などの酒税法で定められた原料で作られています。また、アルコールや糖類などを使わずにもち米と米麴だけで作られるみりんもあるようです。購入する際に原材料の表示を見てみると、みりんの中でも違いがあって面白い発見になりますので、ぜひチェックしてみてください。

みりんの製造方法は?

みりんの製造方法は原材料となるもち米、米麹、アルコールや糖類を40日~60日間かけて糖化・熟成させます。熟成期間中に米麹中の酵素が働くことで、もち米のデンプンやタンパク質が分解されて各種の糖類、アミノ酸、有機酸、香気成分などが生成。これがみりん独特の風味になるんです。

また、みりんの製造方法は物によって様々。古くからの伝統ある作り方をしているプロの酒造では、糖化熟成に10年以上かけているものも。長時間熟成されたみりんは、上品なうまみがあり、見た目も黒色に変わるそうです。

みりんの味や特徴

みりんは甘みがあり料理によく使われますが、砂糖と比べるとブドウ糖やオリゴ糖などの糖類が多いです。そのため、砂糖は甘味を強く感じますが、みりんはやわらかく上品な味わいがあるのが特徴となります。

\次のページで「みりんにはどんな栄養がある?」を解説!/

みりんにはどんな栄養がある?

次にみりんにはどんな栄養があるのでしょうか。みりんは炭水化物という栄養素が多く含まれます。また、ミネラル・ビタミンではマンガンが多いです。次の章にて、それぞれの栄養素について詳しく解説していきましょう。

炭水化物や銅・マンガン

みりんの原材料はお米。お米には炭水化物が多く含まれており、私たちが身体を動かすエネルギー源となります。次にみりんに含まれるは、鉄と結びつくことで貧血の予防に。さらに骨や血管の壁を強化してくれる栄養素です。またマンガン骨の発達を促進したり、皮膚の代謝を促してくれます。

みりんの主な成分は?

みりんの主な成分は下記の4種類です。

糖類(グルコース、オリゴ糖等)
有機質(乳酸、クエン酸)
アミノ酸(グルタミン酸、アスパラギン酸)
香気成分(フェルラ酸エチル、フェニル酢酸エチル等)

\次のページで「みりんにはどんな健康効果がある?」を解説!/

みりんにはどんな健康効果がある?

みりんに含まれるアルコールには血液の流れを良くして血圧やコレステロールを高める効果があります。またアスパラギン酸には体内の老廃物の処理をしてくれる働きが。さらに香気成分のフェルラ酸脳機能の改善効果があるため、軽度のアルツハイマー病の進行を遅らせる可能性があるとされています。

みりんを使うときの注意点

血圧やコレステロールを下げたり、身体の中の老廃物を処理してくれたりと様々な健康効果があるみりんですが、料理で使用する際に注意しなければならない点はあるのでしょうか。次の章ではみりんについての素朴な疑問について解説していきます。

1.赤ちゃんはみりんを使った料理を食べてもいいの?

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みりんにはアルコールが入っているため、よく加熱してから使う必要があります。また赤ちゃんの月齢が生後9~11ヶ月頃以降で使うようにしましょう。実際に離乳食で使用する際には、風味づけ程度で少量を使用するようにします。

2.みりんってそのまま飲める?

今回紹介している「本みりん」は、そのまま飲むことが出来ますが、アルコールが入っているため子供には飲ませてはいけません。実際に飲んでみたところ、リキュールのようで、深いコクと甘みを感じました。わたしは想像していたよりもコクと甘みがあって美味しい!と感じたので、皆さんも料理をする際に少しだけ味見をしてみてください。

3.みりんは一日どれくらい摂取してもいいの?

みりんは最初に解説した通り、お酒の仲間になります。またアルコール度数が14パーセント前後あることから、そのまま大量に飲んでしまうと危険です。アルコールの1日あたりの摂取量の目安は1合となっており、180mlとなります。そのためみりんを飲む際には、お酒を飲むのと同じように180mlを目安としましょう。

みりんはどんな料理に使われる?

ここまでみりんについていろいろなことを解説してきましたが、いよいよ料理に使うポイントについての解説です。和食だけでなく、フレンチやイタリアンなど海外の料理シーンにも使われる大活躍のみりん。次はみりんが料理に与えてくれる効果について解説します。

みりんが料理に与える効果

みりんは料理に使用することで次のような効果があります。

\次のページで「みりんはお酒の仲間で栄養も豊富、そして料理にも多種多様な使い道がある」を解説!/

・アルコール分により、臭みを消す
・アルコール分・糖類が煮崩れを防ぐ
・糖類が照り・艶をだし料理をきれいに見せる
・糖類、アミノ酸、有機酸が料理に旨味やコクをだす

このように砂糖やハチミツ、料理酒では代用できない役割を果たしてくれるのがみりんです。

みりんはお酒の仲間で栄養も豊富、そして料理にも多種多様な使い道がある

みりんはお酒に分類され、本みりんであれば飲むことが出来ます。また炭水化物やマンガン・銅等の栄養が含まれており、血圧やコレステロールを下げる効果や、脳機能改善の働きがあることもわかりましたね。

料理に与える効果も様々あり、和食に限らずどんな料理にも使えるみりん。ぜひいろいろな料理にみりんを使い、みりんの効果を実感してみてくださいね。

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家庭科

みりんに栄養ってあるの?特徴や効能・注意点も管理栄養士がわかりやすく解説

この記事ではみりんの栄養や特徴、効能についてみていきます。みりんって聞くと、よく調味料として使われるイメージがあるよな。どの家庭にも調味料として置いてあるイメージはありますが、みりんが何からどうやって作られているのかって意外に知らないやつも多いんじゃないか?
今回はそんな料理に欠かせない調味料みりんの栄養や特徴を確認しつつ、管理栄養士のなぎさと一緒に解説していきます。

ライター/なぎさ

食べることと料理を作ることが好きな管理栄養士。得意料理はオムレツ。食材についてわかりやすい言葉で解説します。

よく調味料として使うみりんって何?

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料理のレシピを見てみると、頻繁に登場するみりん。特に和食料理に使われることが多いイメージがありませんか?この料理によく使われるみりんは、実はお米のお酒なんだそう。そこで、今回はみりんについて様々な面から調べてみました。なお、みりんには「本みりん」「みりん風調味料」と種類がわかれていますが、今回は「本みりん」についてご紹介していきます。

みりんはお酒の仲間

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みりんはアルコール度数14パーセント前後あります。法的にはアルコール度数が1パーセントからを「酒類」と分類するため、みりんはれっきとしたお酒の仲間なんです。そのため酒税法によりお酒を販売できる免許があるお店でないと、販売することができません。

みりんって何から作られてるの?

みりんの原材料はもち米、米麹、アルコールや糖類などの酒税法で定められた原料で作られています。また、アルコールや糖類などを使わずにもち米と米麴だけで作られるみりんもあるようです。購入する際に原材料の表示を見てみると、みりんの中でも違いがあって面白い発見になりますので、ぜひチェックしてみてください。

みりんの製造方法は?

みりんの製造方法は原材料となるもち米、米麹、アルコールや糖類を40日~60日間かけて糖化・熟成させます。熟成期間中に米麹中の酵素が働くことで、もち米のデンプンやタンパク質が分解されて各種の糖類、アミノ酸、有機酸、香気成分などが生成。これがみりん独特の風味になるんです。

また、みりんの製造方法は物によって様々。古くからの伝統ある作り方をしているプロの酒造では、糖化熟成に10年以上かけているものも。長時間熟成されたみりんは、上品なうまみがあり、見た目も黒色に変わるそうです。

みりんの味や特徴

みりんは甘みがあり料理によく使われますが、砂糖と比べるとブドウ糖やオリゴ糖などの糖類が多いです。そのため、砂糖は甘味を強く感じますが、みりんはやわらかく上品な味わいがあるのが特徴となります。

\次のページで「みりんにはどんな栄養がある?」を解説!/

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