3分で分かる”will”と”would”の違い!ニュアンスの違いや使い方も英語オタクが詳しくわかりやすく解説
今回は英語を扱う上で欠かせない助動詞について、英語オタクのとくじんと一緒に解説していきます。
ライター/とくじん
中3でそれまで苦手だった英語にハマり、英語漬けの日々。苦手だったからこそ気づいた英語の楽しさを伝えるために英語のあれこれを分かりやすく解説していく。
「would=willの過去形」は正しい?
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学校では”would”は”will”の過去形と習いませんでしたか?これは半分正解、半分不正解です。それでは、”would”はどのような助動詞であると考えればよいのか、確認してみましょう。
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未来形の過去形という矛盾
そもそも”will”は未来のことを伝える時に使われる助動詞。”would”がその過去形となると、未来形の過去形ということになりますよね。「未来形なのに過去形?」と違和感を感じませんか?”would”を”will”の過去形と考えてしまうと、このような矛盾が生じてしまうのです。
I thought he would join the party.(彼はパーティーに参加すると思っていました。)
このように時制の一致のために”would”を”will”の過去形として扱うことはありますが、常に過去の意味を持つと考えてしまうと混乱してしまいます。
現在の意味で使うことが多い
“would”は形こそ”will”の過去形ですが、多くの場合「現在の意味」で使われます。しかも、”would”が保つ意味は”will”と同じく以下の通りです。
・意志
・推量
・依頼
次項で”will”と”would”の具体的な違いを解説します。
“will”と”would”の違いは「程度の差」
“will”と”would”に限らず、すべての助動詞において過去形とされるものは控えめな表現を表します。どのような違いがあるのかさらに詳しく、例文とともにみていきましょう。
1.意志の程度
”will”は名詞で「意志」の意味。「〜しよう。」の意味で助動詞”will”を使う場合、その行動を行う強い意志を持っていることを表します。その場の判断でその行動をとることに決めた、というニュアンスがあるので、すでに予定されていることに対しては”will”は使いません。
”would”は前述の通り、控えめな表現となります。「〜してもいいけど」とそこに強い意志はありません。
I will try it!(試してみる!)
I would try it.(試してみようかな。)
2.推量の程度
次に推量「〜だろう。」の意味について。これから起こりそうなことに対して”will”や”would”を使うことができますが、ここでもやはり”would”の方が控えめな表現となります。
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