この記事ではアボカドの旬や種類、選び方についてみていきます。アボカドを美味しく食べるために重要なことが2つある。1つは、良い素材を選ぶこと。もう1つは熟れ具合を確認しながら、食べ頃を見極めることです。また、旬や種類についても確認しておきたいところです。今回はそんなアボカドの選び方や食べ頃、そして意外と知らない種類や旬について、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

カフェ店員兼フリーランス料理人。某レストランでのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。アボカドとレモンを和えたワカモレはお気に入りのレシピのうちの1つ。

アボカドの旬はいつ?

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食べ物が1番美味しい時期である旬。そんな旬については知っておきたいですね。そもそもアボカドには旬があるのでしょうか。詳しく解説していきます。

輸入ものは春が旬!

輸入ものは3月から6月が旬です。実は、日本で購入できるアボカドの9割が外国産とのこと。そのうちのほとんどが、メキシコ産です。この時期のアボカドは脂が乗っていて、より濃厚さが増すようですよ。

国産は秋から冬にかけて

国産は10月下旬から1月にかけてが旬です。国内では愛媛県や和歌山県で生産が盛んなようですね。この地域はかんきつ類の果物の栽培が可能で、比較的温暖な気候のようです。そもそも国産アボカドは生産量が少ないため、スーパーや八百屋での入手が難しいとのこと。インターネットを利用し、旬の時期を狙えば手に入れることができるかもしれません。

アボカドは一年中収穫できる

アボカドは一年中手に入れることができます。なぜなら輸入量1位のメキシコ産アボカドの供給量が、安定しているからです。温暖なメキシコの気候下では1年に4回ほど開花し、実を収穫できるそうですよ。グローバル化のおかげで、私達の食卓も豊かになりましたね。

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アボカドに種類はある?

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コロンとした可愛らしいアボカド。よく観察してみると、色々な形があるような気がします。そもそもアボカドには種類はあるのでしょうか。詳しく解説していきましょう。

3系統1000種以上も!

アボカドには、なんと3系統1000種類以上もあるそうです。そんなに種類があるとは驚きですね。系統はメキシコ系・グアテマラ系・西インド諸島系に分けられるとのこと。品種によって大きさや形、色までも異なるようです。簡単にまとめましたので、下記を参考にしてみてください。

メキシコ系
・寒さに最も強い(−6度まで)
・サイズは小さめ

グアテマラ系
・やや寒さに強い(−2度まで)
・皮がゴツゴツしている
・サイズは中ぐらい

西インド諸島系
・寒さに弱い
・大きいものは1kg以上も

国内流通の多くは「ハス種」

日本で流通しているアボカドの多くは、ハス種と呼ばれるものです。特徴は、皮が厚く表面がゴツゴツとしていること。熟すと黒っぽくなることも、この種類ならではのようです。ちなみに他の国で流通している品種も、ハス種が一番多いとのこと。まさにアボカドの王様ですね。

その他の主流品種

ハス種以外の主な品種は2つあります。ベーコン種とフェルテ種です。ベーコン種は寒さに強く、熟しても緑色のままという特徴があります。日本でも栽培が可能な品種ですよ。フェルテ種は実が大きく、真ん中にくぼみがあるのが特徴。洋梨のような形をしています。ほんのりと甘みがあり、油分含有量が多いそうです。

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アボカドの選び方は?

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スーパーや八百屋で山盛り売られているアボカド。意外と選ぶのが難しいものです。固くて青臭いものもあり、自己流の選び方で失敗することも。今回はアボカドの簡単な選別方法について、詳しく解説していきます。

1.綺麗な涙形がおすすめ

まずは形が重要です。ふっくらとしていて丸みを帯びている、涙のような形の物を選びましょう。へこんでいるものは腐っている可能性があるようです。アボカドの種類によっては、洋梨のような形が良いとされています。しかし日本で流通しているハス種は、丸みを帯びているのが特徴の品種。丸くて綺麗なラインのものがおすすめです。

2.傷がなく皮が厚いものを選ぼう!

表面に傷がなく、皮がしっかりしているのが美味しいアボカドです。皮にツヤやハリがあるかどうかもチェックしましょう。皮がシワシワしているものは避けた方が良さそうです。

3.ヘタの状態も確認しよう

ヘタの状態も重要です。ヘタが取れていたり、カビが生えているものは控えましょう。そのようなアボカドは追熟すると黒っぽく変色してしまったり、腐敗してしまう可能性があります。意外と盲点ですが、大事なキーワードですのでメモしておきましょう。

アボカドの食べ頃は?

せっかく選び抜いたアボカドですが、切ってみるとまだ青くてがっかりなんてことも。ちょうど良い熟れ具合の時に食べたいですよね。食べ頃なのかを見極める、基本的なポイントを解説していきます。

\次のページで「その1.皮が黒っぽくなってきたら食べ頃」を解説!/

その1.皮が黒っぽくなってきたら食べ頃

アボカドの皮が黒っぽくなってきたら、ちょうど良い食べ頃です。収穫時は綺麗な緑色をしていますが、熟成が進むと黒くなります。全体的に黒くなったな、と思ったら切ってみましょう。皮が緑の状態から食べ頃になるまで、常温で3日から5日ほど置くとよいでしょう。

その2.指で押して弾力があればOK

指で表面をそっと押してみて、弾力があれば食べ頃ですよ。固いものはまだ追熟が必要な状態です。あまりにも柔らかすぎるものは、熟しすぎている場合があるでしょう。

その3.ヘタ周辺にくぼみがあるかチェック!

ヘタ周辺がくぼんでいるかもポイントです。熟成が進むとヘタ周辺の水分が失われてしぼみ、実とヘタの間に隙間ができます。くぼんでいたら、ヘタをそっと押してみましょう。中に沈むような感覚があれば食べ頃です。ヘタは意外と見落としがちな点ですが、確認してみましょう。

旬の時期や選び方を理解して、美味しい食べ頃を見極めよう!

一年中手に入るアボカドですが、美味しく食べるための選び方や食べ頃が分かりましたね。旬の時期を知っていれば、より濃厚でクリーミーなアボカドを楽しめるでしょう。国産は旬の時期が狙い目です。今回学んだ知識を活かして、アボカドをさらに楽しみましょう。

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家庭科

美味しいアボカドの選び方は?旬や種類・食べ頃もフリーランス料理人がわかりやすく解説

この記事ではアボカドの旬や種類、選び方についてみていきます。アボカドを美味しく食べるために重要なことが2つある。1つは、良い素材を選ぶこと。もう1つは熟れ具合を確認しながら、食べ頃を見極めることです。また、旬や種類についても確認しておきたいところです。今回はそんなアボカドの選び方や食べ頃、そして意外と知らない種類や旬について、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

カフェ店員兼フリーランス料理人。某レストランでのプロデュース経験も有り。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。アボカドとレモンを和えたワカモレはお気に入りのレシピのうちの1つ。

アボカドの旬はいつ?

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食べ物が1番美味しい時期である旬。そんな旬については知っておきたいですね。そもそもアボカドには旬があるのでしょうか。詳しく解説していきます。

輸入ものは春が旬!

輸入ものは3月から6月が旬です。実は、日本で購入できるアボカドの9割が外国産とのこと。そのうちのほとんどが、メキシコ産です。この時期のアボカドは脂が乗っていて、より濃厚さが増すようですよ。

国産は秋から冬にかけて

国産は10月下旬から1月にかけてが旬です。国内では愛媛県や和歌山県で生産が盛んなようですね。この地域はかんきつ類の果物の栽培が可能で、比較的温暖な気候のようです。そもそも国産アボカドは生産量が少ないため、スーパーや八百屋での入手が難しいとのこと。インターネットを利用し、旬の時期を狙えば手に入れることができるかもしれません。

アボカドは一年中収穫できる

アボカドは一年中手に入れることができます。なぜなら輸入量1位のメキシコ産アボカドの供給量が、安定しているからです。温暖なメキシコの気候下では1年に4回ほど開花し、実を収穫できるそうですよ。グローバル化のおかげで、私達の食卓も豊かになりましたね。

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