この記事ではアボカドについてみていきます。アボカドは森のバターと呼ばれるほど栄養価が高い食材として有名です。美容や健康に効果的と言われており、モデルやアスリートも好んで食べる人気の食材です。ですが、実際にどんな栄養や効能があるか知っているでしょうか?今回はそんなアボカドの特徴を、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

カフェ店員兼フリーランス料理人。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。

アボカドってどんな食材?

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今や大人気食材とも言えるアボカド。スーパーでも目玉商品として販売されていますね。サラダに入れると美味しくいただけます。大人も子供も大好きな食材ですね。そんなアボカドですが、どのような食材なのでしょうか。今回は知っているようで知らないアボカドについて、詳しく解説していきます。

クスノキ科の果物

アボカドはクスノキ科ワニナシ属の果物。意外にも野菜でなく、果実として分類されています。果実を食用として利用するものは野菜ではなく、果物として分類されるそうです。確かに、皮を剥いて実の部分を食べるという意味では、果物らしいですね。

ちなみに、別名ワニナシとも呼ばれています。アボカドの皮がワニの表皮に似ていることが由来です。興味深い名称ですね。

原産地はどこ?

原産地は中央アメリカです。亜熱帯などの温暖な気候で生育します。生産量1位はメキシコで全世界の生産量の約30%を占めているようです。メキシコ料理の代表とも言われるタコスにアボカドが使用されていることからも、現地の食文化に溶け込んでいることが分かりますね。

味わいや特徴は?

脂質が多いため、クリーミーでなめらかな味わいが特徴です。ペースト状にするとまるでバターのようですね。アボカドは別名「森のバター」と言われていますが、その特徴をピッタリ捉えています。酸味や苦味など味わいの特色はありません。アボカドのクリーミーさを活かしつつ、好きな調味料と合わせて食べることがおすすめです。

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アボカドにはどんな栄養や効能がある?

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アボカドは豊富な栄養素が含まれており、スーパーフードとして注目されています。ギネスブックにも認定されているほどの高い栄養価なのです。そのため美容効果や健康効果も期待できます。では、具体的にどのような栄養成分が含まれているのでしょうか。詳しく解説していきましょう。

アボカドは世界一栄養価が高い果物

それでは、アボカド50gあたりの栄養素を見ていきましょう。

アボカド50gあたり
・カロリー:80kcal
・脂肪分:8g
・炭水化物:4g
・タンパク質:1g
・食物繊維:3g
・葉酸:45mcg
・カリウム:250g
・ビタミンC:4mg
・ビタミンK:11ug

アボカドは世界一栄養価が高い果物と言われています。他のフルーツと比較しても、断然栄養が豊富ですね。具体的には貧血を防ぐ葉酸や血液上昇を予防するカリウム、血液の凝固や丈夫な骨のために必要なビタミンK、腸内環境を良くする食物繊維などです。

良質な脂質が豊富

アボカドには脂質がたくさん含まれています。そのクリーミーな味わいも、脂質が多いことが理由ですね。特に脂質の中でも不飽和脂肪酸と呼ばれる、体に良い脂質が豊富です。不飽和脂肪酸とは、コレステロールを上昇させない脂質であり、動脈硬化などに効果的。美味しくてかつ健康にも良く、まさに一石二鳥ですね。

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不足しがちな食物繊維もたっぷり!

アボカドはなんと食物繊維も豊富です。バターのような濃厚な味わいからは想像できないですが、100gあたり6gも食物繊維が含まれています。これは、1日に推奨される摂取量の22%に相当するとのこと。腸内環境を良くするために欠かせない食物繊維ですが、アボカドを食べれば毎日スッキリ過ごせそうですね。

妊娠中や子供は食べてもいいの?

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アボカドは栄養たっぷりで、健康に良い食材ということが分かりました。それでは、妊娠中や子供はアボカドを食べてもよいのでしょうか。食べる際に注意するべきことはあるのでしょうか。詳しく解説していきます。

妊娠中は積極的に摂取したい

アボカドは妊娠中に積極的に食べたい食材の1つです。赤ちゃんに必要な栄養だけでなく、お母さんの体に不足しがちな栄養が豊富に含まれているとのこと。

具体的には、胎児の神経管形成や先天異常予防に必要な葉酸、妊婦の貧血予防のための鉄分、便秘予防のための食物繊維などです。このように赤ちゃんにもお母さんにもメリットがある、まさにスーパーフードですね。

気をつけたいリステリア菌

妊娠中の摂取にあたり気をつけたいのが、リステリア菌による食中毒。通常、リステリア菌によって重篤な食中毒に感染することは少ないです。しかし妊娠中に感染してしまうと、胎児の健康に影響を及ぼす恐れがあります。アボカドを食べる時は皮をよく洗い、表面の皮をペーパータオルなどで拭いてから食べるようにしましょう。

子供はいつから食べられる?

生後9ヶ月〜11ヶ月頃から食べることができます。アボカドには脂肪分が多く、赤ちゃんの未発達な胃腸には負担が大きいとのこと。

まずは加熱したアボカドを少量から試し、徐々に量を増やしていきましょう。ペースト状に潰して、離乳食と混ぜて食べさせるのがおすすめですよ。小学生や中学生の子供には、トマトやレモンと和えたワカモレディップが人気レシピです。

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アボカドを食べる際の注意点

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その美味しさだけでなく栄養豊富で積極的に摂取していきたいアボカドですが、食べる際に気を付けることはあるのでしょうか。1日の適量はどれくらいでしょうか。詳しく解説していきます。

食べ過ぎに注意

アボカドは脂質が多いため、食べ過ぎに注意が必要です。栄養過剰になるだけでなく、脂質を摂りすぎることで胃腸への負担が大きくなるようですよ。また、アボカド1個にはレタス2.5個分もの食物繊維が含まれているため、食べすぎると腹痛や下痢などの原因となります。

1日の適量は?

1日あたり約1/2個、重さだと約75gが適量とのこと。栄養価が高いのでカロリーも高く、注意が必要です。毎日食べることで腸内環境が整い、悪玉コレステロールを減らす効果があります。ついつい美味しくてたくさん食べたくなりますが、摂取量に気をつけましょう。

摂取量に気をつけつつ、積極的に取り入れよう!

アボカドは栄養豊富で美容や健康に効果的です。大人も子供も積極的に摂取していきたい食材ですね。しかし、その栄養の豊富さ故に食べ過ぎには注意が必要です。1日の適量に気をつけつつ、積極的に食べていきましょう。

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家庭科

アボカドってどんな食材?原産地や特徴・栄養・効能もフリーランス料理人が詳しくわかりやすく解説

この記事ではアボカドについてみていきます。アボカドは森のバターと呼ばれるほど栄養価が高い食材として有名です。美容や健康に効果的と言われており、モデルやアスリートも好んで食べる人気の食材です。ですが、実際にどんな栄養や効能があるか知っているでしょうか?今回はそんなアボカドの特徴を、フリーランス料理人はんぞーと一緒に解説していきます。

ライター/はんぞー

カフェ店員兼フリーランス料理人。趣味の料理が口コミで広がり仕事になった、根っからの食いしん坊。

アボカドってどんな食材?

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今や大人気食材とも言えるアボカド。スーパーでも目玉商品として販売されていますね。サラダに入れると美味しくいただけます。大人も子供も大好きな食材ですね。そんなアボカドですが、どのような食材なのでしょうか。今回は知っているようで知らないアボカドについて、詳しく解説していきます。

クスノキ科の果物

アボカドはクスノキ科ワニナシ属の果物。意外にも野菜でなく、果実として分類されています。果実を食用として利用するものは野菜ではなく、果物として分類されるそうです。確かに、皮を剥いて実の部分を食べるという意味では、果物らしいですね。

ちなみに、別名ワニナシとも呼ばれています。アボカドの皮がワニの表皮に似ていることが由来です。興味深い名称ですね。

原産地はどこ?

原産地は中央アメリカです。亜熱帯などの温暖な気候で生育します。生産量1位はメキシコで全世界の生産量の約30%を占めているようです。メキシコ料理の代表とも言われるタコスにアボカドが使用されていることからも、現地の食文化に溶け込んでいることが分かりますね。

味わいや特徴は?

脂質が多いため、クリーミーでなめらかな味わいが特徴です。ペースト状にするとまるでバターのようですね。アボカドは別名「森のバター」と言われていますが、その特徴をピッタリ捉えています。酸味や苦味など味わいの特色はありません。アボカドのクリーミーさを活かしつつ、好きな調味料と合わせて食べることがおすすめです。

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