端的に言えば「腸がちぎれる」の意味は「深く悲しむ」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んです。一緒に「腸がちぎれる」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/Maicodori
建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「腸がちぎれる」の意味をわかりやすく伝える。
「腸がちぎれる」の意味は?
「腸がちぎれる」には、次のような意味があります。
耐えがたいほどの悲しみをおぼえる。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「腸がちぎれる」
「腸がちぎれる」は「はらわたがちぎれる」と読み、何かの物事において耐えることができないくらいの悲しさを感じた際に使用する言葉です。「腸」は「ちょう」ではなく「はらわた」ですから、正確に読めるようしっかりと覚えておきましょう。
「腸がちぎれる」の語源は?
次に「腸がちぎれる」の語源を確認しておきましょう。「腸がちぎれる」はその名の通り、「腸」が痛いほど悲しいという身体感覚が語源であると考えられますが、正式には中国の故事が語源であると言われています。
具体的には、かつて中国の武将が子どもの猿だけを捕らえて船に乗せ、それを追った母猿が船に乗ったのですが死んでしまい、母猿のお腹を割いて確認してみると腸がずたぼろになっていました。このことから、悲しみで「腸がちぎれる」という慣用句が生まれたのですね。
「腸がちぎれる」の使い方・例文
「腸がちぎれる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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