理科生物

人間の血管の長さは地球2周半分?血液と血管について理系ライターが詳しく説明

毛細血管

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私たちヒトの血管をつなぎ合わせると、地球2周半もの長さになる理由は、この毛細血管にあります。上記で血管の種類について説明しましたが、様々な血管がある中で、人体の90%以上は毛細血管なのですね。この毛細血管についてより詳しく見ていきましょう。

毛細血管とは

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毛細血管の太さは、直径約8マイクロメートルほどです。髪の毛の直径の平均は、40~120マイクロメートルなので、いかに細いかがわかりますね。もっと細い毛細血管は、赤血球がやっと通るくらいの極細のものもあります。ちなみに、毛細血管が一番多く通っている臓器は、脳です。次に多いのは肝臓ですよ。

肺の毛細血管

肺の毛細血管

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肺にも多くの毛細血管が通っていますよ。上記で、肺はガス交換をする臓器であると説明しましたが、もう少し肺について説明すると、ガス交換は、肺の中の肺胞という直径0.2mmくらいの極小の小さな袋でなされますよ。その周囲を網目状に取り巻いているのは毛細血管です。肺における酸素と二酸化炭素を交換するのは、この毛細血管で行いますよ。

またこの毛細血管は、肺動脈や肺静脈ともつながっています。

どのようにして全身の血液が循環するのか

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これだけ長い血管が体内に走っており、絶えず血液は流れ続けています。心臓がポンプの代わりになっているというのは皆さん聞いたことはあるかと思いますが、心臓以外にもポンプの役割を果たしているものもありますよ。まずは心臓の働きについて説明し、その他のポンプの代わりになっている部位について説明していきますね。

体循環と肺循環

ところで、血液はなぜ人のからだ中にいきわたるようにしなければならないか考えたことがありますか。血液は、体に酸素や栄養を運び、二酸化炭素や老廃物を受け取ったりしています。酸素をたくさん取り込む臓器は肺ですね。ガス交換を行うためには、肺を必ず経由しなければなりません。これを肺循環と言いますよ。

体循環は、心臓から肺以外の身体全体(頭部、胴部、手足など末端を含め)を経由して心臓へもどる血液の循環。左心室から始まり、大動脈、頸動脈、毛細血管で全身くまなく回り、大動脈、右心房に返っていきますよ。肺の図や体の血管は上記の図を参照してくださいね。

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通常、動脈には動脈血が、静脈には静脈血が流れるのだが、肺循環では、肺動脈に静脈血が、肺静脈には動脈血が流れているぞ。

\次のページで「筋ポンプ作用」を解説!/

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