この記事では「下目に見る」について解説する。

端的に言えば「下目に見る」の意味は「侮る」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んです。一緒に「下目に見る」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/Maicodori

建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「下目に見る」の意味をわかりやすく伝える。

「下目に見る」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 59899700

それでは早速「下目に見る」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「下目に見る」の意味は?

「下目に見る」には、次のような意味があります。

相手を見下げる。侮る。軽んじる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「下目に見る

「下目に見る」は「しためにみる」と読み、何かの物事において他者を侮ったり軽んじたりする際に使用する言葉です。口語ではよく「下に見る」と使用しますが、意味としては全く同じと言えますが、辞書に載っている正式な表現は「下目に見る」ですのでしっかり覚えておきましょう。

「下目に見る」の語源は?

次に「下目に見る」の語源を確認しておきましょう。「下目に見る」の語源は明確ではありませんが、2つの言葉がくっついた慣用句ですから念のためそれぞれの意味を確認してみます。

まず「下目」は「劣っていること。また、そのさま。」という意味ですね。次に「見る」は「観察し、判断する。また、うらなう。評価する。」でしょう。

そのため「下目に見る」を丁寧に言いまわすと「(誰か他者のことを)劣っていると評価する」となることがわかりますね。

「下目に見る」の使い方・例文

「下目に見る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1. あなたは誰かのことを下目に見がちだけれど、そういう風にしていると誰も助けてくれなくなるわよ。
2. 下目に見ることはビジネスにおいてもあまり良くないことだ。立派な経営人はそんなことをしている人は誰もいない。
3. あの審判は僕のことを下目に見ているようだ。明らかなファールなのに、全然取ってくれないから、チームにも迷惑がかかってしまう。

どの例文においても「下目に見る」は誰かのことを侮ったり軽んじたりしている際に使用されていることがわかりますね。いずれも「下に見る」に置き換えることも可能です。

「下目に見る」の類義語は?違いは?

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それでは次に、「下目に見る」の類義語を3つほどピックアップしましたので、見ていきましょう。

「見下す」:相手をばかにして見ること

今回まず最初にご紹介する類義語が「見下す」(みくだす)です。口語でもよく用いる慣用句ですが、念のため国語辞書で意味を確認しておきましょう。

1. 下の方を見る。みおろす。
2. 相手をばかにして見る。あなどりみる。見さげる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「見下す

「下目に見る」の類義語としては2で、ほとんど同じ意味を有していることがわかります。

「こけにする」:ばかにすること

次にご紹介する類義語が「こけにする」です。こちらも意味を確認しておきましょう。

踏みつけにする。ばかにする。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「こけにする

「こけにする」はほとんど「下目に見る」と同じですが、比較すると「踏みつける」が「人の気持ちをないがしろにする」という意味を有していることからも、他人の行いに対して軽んじるというニュアンスがあることが違いと言えるでしょう。漢字で書くと「虚仮」ですから、併せて覚えておくことをおすすめします。

「泥を塗る」:恥をかかせること

今回最後にご紹介する類義語が「泥を塗る」(どろをぬる)です。こちらも意味を確認しておきましょう。

面目を失わせる。恥をかかせる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「泥を塗る

「泥を塗る」も「下目に見る」と同じような意味ですが、比較すると「泥を塗る」は誰か他者の「面目」や「名誉」、「体裁」という前提があり、それを何かの物事で失わせるということが、他者の面目や何かの物事を前提としない「下目に見る」との違いと言えるでしょう。

\次のページで「「下目に見る」の対義語は?」を解説!/

「下目に見る」の対義語は?

さて、同義語の次は対義語(反対語)を見ていきましょう。

「敬う」:尊敬すること

「下目に見る」の対義語としては「敬う」(うやまう)が挙げられるでしょう。「相手を尊んで、礼を尽くす。尊敬する。」という意味ですから、対義関係にあることがわかりますね。

「下目に見る」の英訳は?

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最後に、「下目に見る」を英訳するとどうなるかを見ていきましょう。

「look down on」:見下すこと

「下目に見る」を英語で言いまわす場合には「look down on」が挙げられるでしょう。「見下す」という意味で使用できます。以下に例文を見てみましょう。

・I've been making a lot of mistakes, so I feel like that boss has been looking down on me lately. I have a personal interview coming up, so I'll take the plunge and ask him.
僕がミスを連発したから、最近あの上司から下目に見られている気がするのだよね。今度個人面談があるから、思い切って聞いてみよう。

・I can endure being looked down upon by any person, but it would be tough if that girl I like did the same to me. Maybe I should go on a little wandering trip.
どんな人に下目に見られても耐えられるけれど、好きなあの子にもそうされたらさすがにきついな。少し放浪の旅にでも出ようかしら。

・It was a young age when you looked down on everything, very cocky, I think to myself. But you realized that if you did that, you would not be able to make friends.
何でも下目に見ていた若手時代でしたね、非常に生意気だったと自分でも思います。でもそうしていると、仲間ができないことに気がついたのですよね。

「下目に見る」を使いこなそう

この記事では「下目に見る」の意味・使い方・類語などを説明しました。簡単に復習しておきましょう。

「下目に見る」は何かの物事において他者を侮ったり軽んじたりする際に使用する言葉でした。ビジネスシーンでも日常生活でも、「下目に見て」何か良いことはあまり生まれませんから、自覚がある方はできるだけ早くその癖を直すようにすることをおすすめします。

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国語言葉の意味

【慣用句】「下目に見る」の意味や使い方は?例文や類語を元校閲者がわかりやすく解説!

この記事では「下目に見る」について解説する。

端的に言えば「下目に見る」の意味は「侮る」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んです。一緒に「下目に見る」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/Maicodori

建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「下目に見る」の意味をわかりやすく伝える。

「下目に見る」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 59899700

それでは早速「下目に見る」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「下目に見る」の意味は?

「下目に見る」には、次のような意味があります。

相手を見下げる。侮る。軽んじる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「下目に見る

「下目に見る」は「しためにみる」と読み、何かの物事において他者を侮ったり軽んじたりする際に使用する言葉です。口語ではよく「下に見る」と使用しますが、意味としては全く同じと言えますが、辞書に載っている正式な表現は「下目に見る」ですのでしっかり覚えておきましょう。

「下目に見る」の語源は?

次に「下目に見る」の語源を確認しておきましょう。「下目に見る」の語源は明確ではありませんが、2つの言葉がくっついた慣用句ですから念のためそれぞれの意味を確認してみます。

まず「下目」は「劣っていること。また、そのさま。」という意味ですね。次に「見る」は「観察し、判断する。また、うらなう。評価する。」でしょう。

そのため「下目に見る」を丁寧に言いまわすと「(誰か他者のことを)劣っていると評価する」となることがわかりますね。

「下目に見る」の使い方・例文

「下目に見る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1. あなたは誰かのことを下目に見がちだけれど、そういう風にしていると誰も助けてくれなくなるわよ。
2. 下目に見ることはビジネスにおいてもあまり良くないことだ。立派な経営人はそんなことをしている人は誰もいない。
3. あの審判は僕のことを下目に見ているようだ。明らかなファールなのに、全然取ってくれないから、チームにも迷惑がかかってしまう。

どの例文においても「下目に見る」は誰かのことを侮ったり軽んじたりしている際に使用されていることがわかりますね。いずれも「下に見る」に置き換えることも可能です。

「下目に見る」の類義語は?違いは?

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それでは次に、「下目に見る」の類義語を3つほどピックアップしましたので、見ていきましょう。

「見下す」:相手をばかにして見ること

今回まず最初にご紹介する類義語が「見下す」(みくだす)です。口語でもよく用いる慣用句ですが、念のため国語辞書で意味を確認しておきましょう。

1. 下の方を見る。みおろす。
2. 相手をばかにして見る。あなどりみる。見さげる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「見下す

「下目に見る」の類義語としては2で、ほとんど同じ意味を有していることがわかります。

「こけにする」:ばかにすること

次にご紹介する類義語が「こけにする」です。こちらも意味を確認しておきましょう。

踏みつけにする。ばかにする。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「こけにする

「こけにする」はほとんど「下目に見る」と同じですが、比較すると「踏みつける」が「人の気持ちをないがしろにする」という意味を有していることからも、他人の行いに対して軽んじるというニュアンスがあることが違いと言えるでしょう。漢字で書くと「虚仮」ですから、併せて覚えておくことをおすすめします。

「泥を塗る」:恥をかかせること

今回最後にご紹介する類義語が「泥を塗る」(どろをぬる)です。こちらも意味を確認しておきましょう。

面目を失わせる。恥をかかせる。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「泥を塗る

「泥を塗る」も「下目に見る」と同じような意味ですが、比較すると「泥を塗る」は誰か他者の「面目」や「名誉」、「体裁」という前提があり、それを何かの物事で失わせるということが、他者の面目や何かの物事を前提としない「下目に見る」との違いと言えるでしょう。

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