
大葉の旬は夏!一年中手に入るのはなぜ?種類や選び方のポイントも元保育士がわかりやすく解説
ライター/榎木えふ
現在は我が子の育児を楽しむ元保育士。大葉の種まき時期も調査済みの大葉好きだが、家に庭がないので育てられない。長らく食育に関わってきた経験をふまえて食に関する知識をわかりやすく解説する。
大葉の旬はいつ?主な産地・一年中手に入る理由は?

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大葉は一年を通して手に入るため、旬の季節を気にすることは少ないかもしれませんね。ここでは大葉の旬の他にも出荷量からみた一大産地や栽培のしかたも合わせてみていきましょう。
大葉の旬は夏!
大葉は5月〜8月頃、初夏から夏にかけてが旬の食材です。草木が青々と茂る季節なので、大葉の青くみずみずしい葉を見るとうなずけますね。シソの種が芽を出すのは土の中の温度が25℃〜30℃になる頃。そのため種まきは気温が上がってくる4月〜6月頃に行い、本葉が大きく成長し収穫できる時期が夏になるというわけです。シソは基本的に丈夫で成長が早く、育てやすい作物だと言われていますよ。
主な産地は愛知県
和のハーブなどと呼ばれる大葉ですが、そのルーツはなんと中国。中国から伝わって、日本では大正時代以降にさかんに栽培されるようになったと言われています。日本国内における大葉の出荷量から主な産地をみてみましょう。
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大葉の作付け面積及び出荷量(平成30年産)
愛知県:3522トン
大分県:547トン
茨城県:280トン
全国:4792トン
参照:愛知県ホームページ(農業水産局農政部園芸農産課)
大葉の収穫量は愛知県が最も多く、国内シェアのなんと7割を占める日本一の産地です。昭和30年代後半に豊橋市や豊川市を中心とした東三河地域で栽培と出荷の仕組みが整えられ、日本を代表する産地となりました。 現在は園芸用ハウスで育てられている大葉ですが、もともとは愛知県の温暖な気候や冬場でも日が長いことが大葉の成長に合っていたため栽培がはじまったとされています。
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