大葉は何の葉?どんな栄養や効能がある?シソとは別物?元保育士がわかりやすく解説
比べてみると、同等以上に優れている栄養素もありますね。青じその葉だけにこれだけの栄養量があるのは驚きです。
こちらの記事もおすすめ
いまさら聞けない「ビタミンC」のこと。現役講師がさくっとわかりやすく解説!
その2.ミネラル類
ミネラルもビタミンと同じように、私たちの身体をつくる大切な栄養素。体の神経や筋肉の機能の維持や臓器や細胞の活動を助ける働きがあります。
大葉に含まれているミネラルで豊富なものは、カリウム・亜鉛・カルシウム・鉄。カリウムは塩分を体の外に出す作用でむくみの解消に期待ができます。亜鉛は味覚を正常に保つ働きをサポート。カルシウムはじょうぶな歯や骨を作るのに役立ちますよ。
鉄は血液中で酸素を全身に運ぶのための重要な働きをしています。鉄分はビタミンCと一緒に摂ると吸収がよくなるので、大葉はどちらも一度に摂れる一石二鳥の食材です。
こちらの記事もおすすめ
カルシウムって結局何?豊富な食品は?歯や体との関係を元米国科学教師チロがわかりやすく解説!
その3.食物繊維
大葉100gあたりの食物繊維は7.3g。食物繊維が多そうなサツマイモでは2.2㎎なので、それを大きく上回ることは驚きですね。食物繊維は腸の動きを促したり便のカサを増やしたりするはたらきがあります。便通を改善して腸内環境を整えてくれる効果が期待できますよ。
その4.β-カロチン
β(ベータ)カロチンは緑黄色野菜に多く含まれ体内で必要な分だけがビタミンAに変わるという性質を持っているため、皮膚や眼の健康を保つというビタミンAと同じ効果が期待できます。また、免疫力アップや老化防止にも効果があるとされている栄養素ですよ。
大葉100gあたりのβカロチン量は11000μg、ポピュラーな緑黄色野菜のニンジンでは8600μg。βカロチンもたくさん含まれていると言えます。
\次のページで「1.殺菌・防腐作用」を解説!/