
大葉は何の葉?どんな栄養や効能がある?シソとは別物?元保育士がわかりやすく解説
シソの葉を大葉と呼ぶ理由
シソは葉の部分だけでなく、実・芽・穂などと葉以外の部分も食用として使われます。鮮やかな緑色で料理にいろどりを添えている小さな芽や穂先のような植物が、お刺身のつまに添えられているのを見たことがないでしょうか?それこそが芽シソや穂シソと呼ばれる、シソの葉以外で食べられる部分です。販売するときにそれぞれの区別を付けるため、葉の部分を大葉と呼ぶようになったと言われています。
店で売っている大葉をシソと呼ぶことはありますが、植えられている植物としてのシソのことを大葉とは呼びません。
大葉にはどんな栄養がある?

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大葉は香味野菜と呼ばれますが、見るからに葉っぱの見た目をしていて野菜という印象はあまりありませんね。しかし野菜に劣らない豊富な栄養素が含まれています。他の食材と比較しながら代表的な栄養素をみていきましょう。
その1.ビタミン類
ビタミンの中ではビタミンB2・C・Kが多く含まれています。それぞれの栄養が豊富に含まれているイメージをもつ食材100g当たりとの栄養量を比較してみましょう。
ビタミンB2 大葉:0.34㎎ 鶏卵:0.37㎎
ビタミン C 大葉:26㎎ レモン:50㎎
ビタミンK 大葉:690μg 納豆(糸引き):600μg
出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
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