ライター／海辺のつばくろ
そういえば近頃はがきを出すのは年賀状だけだなと思い、ポストカードとはがきの違いが気になった文学部卒のライター。
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ポストカードとはがきの大きな違いは、英語"postcard"と日本語の「はがき」の違いだけでしょうか。日本でははがきは、郵便局やコンビニなどで販売されているような官製はがき、自分で作る私製はがきなどがあります。表面は住所や差出人名を書いて、裏面にはメッセージをいれますね。
一方、ポストカードは裏面に写真や画像が印刷されているもので、観光地や美術館などのお土産用のはがきや芸能人などのCDやDVDに付いているおまけのはがき、家に飾れるおしゃれなインテリアなどをイメージする方が多いかもしれません。
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ポストカードは、もともとは英語の"postcard"が日本語化したもの。郵便で使われる官製はがきや私製はがきを総称しました。現在では、裏面に写真や絵が印刷されているはがきのこと。ちなみに、アメリカでは官製と私製を問わずはがき全般に使用可能です。しかし、イギリスでは私製はがきに限られ、日本と同じように裏面にイラストや写真が印刷されているはがきをいいます。
サイズは官製はがきと同じ大きさの10cm✕14.8cmのものが一般的。近年では美術館や原画展で販売されているポストカードで、14cm四方の正方形のタイプが人気です。ただし、このようなサイズでは一般的なはがきと同じ63円で送付できません。お土産で手渡しする方が無難かもしれないですね。
はがきの英訳
postcard
アメリカでは官製と私製があるが、イギリスでは私製に限られ、通例は絵はがきを指す。
出典：gooコロケーション辞典
はがきという場合には、一般的な官製はがきを指すことが多いです。「官製」というのは、かつて郵政事業が国の管轄で運営されていたことから「政府が作った」という意味。私製はがきと区別して、一般的な郵便はがきということです。はがきには下記のような代表的な種類があります。
＼次のページで「ポストカードとはがきの書き方は？」を解説！／
サイズ横10cm✕縦14.8cmのはがき
・通常はがき（切手のデザインが違う）
スタンダード:ヤマユリ
インクジェット用紙:ヤマザクラ
喪中欠礼及び寒中見舞い用:コチョウラン
・年賀はがき:宛名面下部にくじ引き番号が付く・切手が干支などのデザイン
・エコーはがき:宛名面に広告入り（法人用・1枚あたり5円安い）
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ポストカードとはがきの宛名やメッセージの書き方は決まりがあるのでしょうか。はがきは年賀状などの挨拶状を作る際に慣れている方が多いので、あえて書く必要はないかもしれません。しかし、ポストカードは裏面には絵や写真が印刷されています。表面にメッセージを書くことになり、一定の決まりがあるので気をつけましょう。
官製はがきを使用する場合には、表面に郵便番号や相手先の住所、宛名を入れます。左下部分に自分の郵便番号を入れる欄があり、そちらに差出人の住所や名前を入れてもいいですが、裏のメッセージ面に入れても構いません。裏面には相手に伝えたいメッセージを入れます。
ポストカードに宛名やメッセージなどを縦書きする時には以下のような点に注意しましょう。
1.宛名面を上下半分に区切る・メッセージは表面の2分の1まで
・上部…切手枠、郵便番号・相手先の宛名と住所・差出人名と自分の住所
・下部…メッセージを入れる
2.左上の縦7cm・横3.5cmの範囲内に切手を貼る
ポストカードに宛名やメッセージなどを横書きで書き入れる時には、下記のような点に注意しましょう。
＼次のページで「ポストカードは自分で作れる？」を解説！／
1.宛名面を左右半分に区切る・メッセージは表面の2分の1まで
・左部…メッセージを入れる
・右部…切手枠、郵便番号・相手先の宛名と住所・差出人名と自分の住所
2.右上の縦3.5cm・横7cmの範囲内に切手を貼る
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ポストカードは、自作できます。写真を撮るのが趣味の方、イラストを描くのが得意な方だったら自作したポストカードを送ると喜ばれるかもしれません。手渡しで配るならサイズや重さは特に注意することはありませんが、郵送する場合に気をつけたいことを紹介します。
官製はがきのように63円で送付するには、下記の通りの決まりがあります。規格から外れると、余分に料金がかかるので注意しましょう。
1.郵便用のはがきだと分かるように、宛名面の上部に「郵便はがき」もしくは「POSTCARD」と明記すること
2.ポストカードのサイズ…下記のサイズ以内に収めること
・長辺:14cm～15.4cm以内
・短辺:9cm～10.7cm以内
・重さ:2g～6g以内
※官製はがきと同じ63円で送付できるサイズ
（1枚:2g～6gの重さ）
・最小サイズ:9cm✕14cm
・官製はがき:10cm✕14.8cm
・最大サイズ:10.7cm✕15.4cm
ポストカードは私製はがきにあたります。デザインの関係でカラフルにしたいと考える方もいるでしょう。しかし、上部に「郵便はがき」や「POSTCARD」と入れても目立たないと、通常の郵便料金が適用されない場合も。私製はがきの用紙は「白」もしくは「淡い色」を使うのが望ましいです。
もし、濃い色の用紙を使いたい場合は、白色の文字で「郵便はがき」や「POSTCARD」と入れるか、ラベルシールなどを貼った上に書くという方法もありますよ。
絵はがきはポストカードと同じものです。ドイツ発祥で、日本で始められたのは明治20年代とのこと。現在では、ポストカードを使う方が多くなっています。
＼次のページで「ポストカードとはがきの違いは裏面全体にイラストや画像が印刷されているかどうか」を解説！／
絵はがき
裏面に写真・絵などのある葉書。1870年ごろ、ドイツで創案。日本への渡来は明治20年代。
出典:コトバンク デジタル大辞泉
ポストカードは裏面全体にイラストや写真画像が印刷されていて、観光地で風景を写したお土産用に使われています。美術館や原画展などの絵画が印刷され、自宅で飾って楽しむこともできますね。一方、はがきは規格が決まっていて、挨拶状などの文章を書いて送付するのに向いています。
絵はがき
裏面に写真・絵などのある葉書。1870年ごろ、ドイツで創案。日本への渡来は明治20年代。
出典:コトバンク デジタル大辞泉
ポストカードは裏面全体にイラストや写真画像が印刷されていて、観光地で風景を写したお土産用に使われています。美術館や原画展などの絵画が印刷され、自宅で飾って楽しむこともできますね。一方、はがきは規格が決まっていて、挨拶状などの文章を書いて送付するのに向いています。
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