この記事では「汗を入れる」について解説する。

端的に言えば「汗を入れる」の意味は「ひと休みして汗をふく」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んです。一緒に「汗を入れる」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/Maicodori

建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「汗を入れる」の意味をわかりやすく伝える。

「汗を入れる」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 50092922

それでは早速「汗を入れる」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「汗を入れる」の意味は?

「汗を入れる」には、次のような意味があります。

ひと休みして汗の出るのを抑える。また、ひと休みして汗をふく。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「汗を入れる

「汗を入れる」は「あせをいれる」と読み、何かの物事においてひと休みして汗を抑えたりふいたりする時に使用する言葉ですね。実際に汗をかいた時に使用する慣用句ですから、汗をかいていないビジネスワークの途中や勉強の途中でひと休みする際に、比喩的に使用することはあまりありませんから気をつけておきましょう。

「汗を入れる」の語源は?

次に「汗を入れる」の語源を確認しておきましょう。「汗を入れる」の語源は明確ではありませんが、2つの言葉がくっついた慣用句ですから、それぞれの意味を確認しておきます。

まず「汗」は物理的な「皮膚の汗腺(かんせん)から分泌される液。」ですね。次に「入れる」は「外側にあるものを、ある範囲内、内側の場所に移す。」という意味が近いでしょう。ここでの「内側の場所」とは、ハンカチなどのふき取るものと捉えることができます。

そのため「汗を入れる」を丁寧に言いまわすと「汗を(ひと休みして)ハンカチなどに移す」となることがわかりますね。

「汗を入れる」の使い方・例文

「汗を入れる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1. ここまで一気に登山してきたから、ここらでいったん汗を入れよう。チョコレート持ってきたけど、食べるかい?
2. この工事現場は工程が遅れているからと聞いてヘルプでやってきたけれど、確かに酷い状況だ。とはいえ、適度に汗を入れるのは大事だから休もう。
3. 子どもは際限知らず遊び回るから、水分不足で脱水症状になってしまうこともあります。適度に汗を入れて、水分を補給するようにしましょう。

このようにどの例文においても「汗をかいて」「ひと休みする」といった状況で使用されていることがわかりますね。汗をかくシーンで便利に使える慣用句ですから、しっかり覚えておきましょう。

「汗を入れる」の類義語は?違いは?

image by PIXTA / 71919882

それでは次に、「汗を入れる」の類義語を3つほどピックアップしましたので、見ていきましょう。

「息を入れる」:仕事などの中途で休憩すること

今回最初にご紹介する類義語が「息を入れる」(いきをいれる)です。口語でもよく使用する慣用句ですが、念のため国語辞書で意味を確認しておきましょう。

仕事などの中途で休憩する。ひと休みする。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「息を入れる

ひと休みをするという観点で「息を入れる」は「汗を入れる」と同じような意味を有していますが、違いとしては実際に汗をどこかに移すことである「汗を入れる」に対し、「息を入れる」は汗をかく、かかないに関わらず使用できる慣用句と言えるでしょう。

「息を吐く」:大きく呼吸をすること

次にご紹介する類義語が「息を吐く」(いきをつく)です。こちらも意味を確認しておきましょう。

1. ためていた息をはく。大きく呼吸をする。
2. 苦しみや緊張から解放される。ほっとする。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「息を吐く

「汗を入れる」の類義語としては1ですね。ひと休みという意味では類似していますが、汗をかいていない状況でも使用できることが「息を吐く」であると言えます。なお「はく」ではなく「つく」としっかり読めるようにしておきましょうね。

「骨休め」:疲れをいやすこと

今回最後にご紹介する類義語が「骨休め」(ほねやすめ)です。こちらも口語でよく使用されますが、念のため意味を確認しておきます。

からだを休めて疲れをいやすこと。ほねやすみ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「骨休め

体を休めるという意味では「汗を入れる」と類似していますが、「汗を入れる」は何かの物事の途中というニュアンスが強いのに対し、「骨休め」はどちらかというと物事が終了・完了したあとに使用する慣用句と言えるでしょう。

「汗を入れる」の対義語は?

さて、同義語の次は対義語(反対語)を見ていきましょう。

\次のページで「「汗をかく」:汗が出ること」を解説!/

「汗をかく」:汗が出ること

「汗を入れる」の対義語としては「汗をかく」が挙げられるでしょう。「汗が出る」という意味ですから、対義関係にあることがわかりますね。なお「汗をかく」は他にも「はらはらする」などといった意味を有していますから、余裕がある方は確認しておくことをお勧めします。

「汗を入れる」の英訳は?

image by PIXTA / 84015257

最後に、「汗を入れる」を英訳するとどうなるかを見ていきましょう。

「take a break」:ひと休みすること

「汗を入れる」を英語で言いまわす場合には、「take a break」を使用すると良いでしょう。「ひと休みする」という意味ですから、加えて「汗をふく」というニュアンスを追加したい場合には「wipe off the sweat」を合わせて用いると、より「汗を入れる」に近くなります。以下に例文を見てみましょう。

・It's perfectly fine to play soccer during recess, but we have a test coming up soon, so it's time to take a break and wipe off the sweat, don't you think?
休み時間にサッカーをするのは全然構わないのだけれど、もうすぐテストがあるから、そろそろ汗を入れた方が良いんじゃない?

・I have an interview coming up, but I dashed in just in time and got all sweaty. I wish I had time to take a break and wipe off the sweat.
これから面接だというのに、時間ギリギリになってしまってダッシュして、汗だくになってしまった。汗を入れる時間があると良いのだけれど。

・After taking a break and wiping off the sweat, I would like to start physical measurements immediately. If your body is on fire, you will not be able to measure very accurately.
汗を入れたら、すぐに身体測定を始めたいと思います。体が火照った状態だとあまり正確に測定できませんので。

「汗を入れる」を使いこなそう

この記事では「汗を入れる」の意味・使い方・類語などを説明しました。簡単に復習しておきましょう。

「汗を入れる」は何かの物事においてひと休みして汗を抑えたりふいたりする時に使用する言葉でした。真夏の暑い時期にはこまめに「汗を入れて」水分補給しないと室内でも熱中症になってしまいますから、ビジネスシーンにおいてもやけに汗が出るという際には注意しておきましょうね。

" /> 【慣用句】「汗を入れる」の意味や使い方は?例文や類語を元校閲者がわかりやすく解説! – Study-Z
国語言葉の意味

【慣用句】「汗を入れる」の意味や使い方は?例文や類語を元校閲者がわかりやすく解説!

この記事では「汗を入れる」について解説する。

端的に言えば「汗を入れる」の意味は「ひと休みして汗をふく」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

建設系広報誌の企画や校閲を6年経験したMaicodoriを呼んです。一緒に「汗を入れる」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/Maicodori

建設系広報誌の企画・校閲などに6年以上携わり、言葉の意味や使い方を調べることが得意なWEBライター。年間100冊を超える豊富な読書量も活かし、「汗を入れる」の意味をわかりやすく伝える。

「汗を入れる」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 50092922

それでは早速「汗を入れる」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「汗を入れる」の意味は?

「汗を入れる」には、次のような意味があります。

ひと休みして汗の出るのを抑える。また、ひと休みして汗をふく。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「汗を入れる

「汗を入れる」は「あせをいれる」と読み、何かの物事においてひと休みして汗を抑えたりふいたりする時に使用する言葉ですね。実際に汗をかいた時に使用する慣用句ですから、汗をかいていないビジネスワークの途中や勉強の途中でひと休みする際に、比喩的に使用することはあまりありませんから気をつけておきましょう。

「汗を入れる」の語源は?

次に「汗を入れる」の語源を確認しておきましょう。「汗を入れる」の語源は明確ではありませんが、2つの言葉がくっついた慣用句ですから、それぞれの意味を確認しておきます。

まず「汗」は物理的な「皮膚の汗腺(かんせん)から分泌される液。」ですね。次に「入れる」は「外側にあるものを、ある範囲内、内側の場所に移す。」という意味が近いでしょう。ここでの「内側の場所」とは、ハンカチなどのふき取るものと捉えることができます。

そのため「汗を入れる」を丁寧に言いまわすと「汗を(ひと休みして)ハンカチなどに移す」となることがわかりますね。

「汗を入れる」の使い方・例文

「汗を入れる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1. ここまで一気に登山してきたから、ここらでいったん汗を入れよう。チョコレート持ってきたけど、食べるかい?
2. この工事現場は工程が遅れているからと聞いてヘルプでやってきたけれど、確かに酷い状況だ。とはいえ、適度に汗を入れるのは大事だから休もう。
3. 子どもは際限知らず遊び回るから、水分不足で脱水症状になってしまうこともあります。適度に汗を入れて、水分を補給するようにしましょう。

このようにどの例文においても「汗をかいて」「ひと休みする」といった状況で使用されていることがわかりますね。汗をかくシーンで便利に使える慣用句ですから、しっかり覚えておきましょう。

「汗を入れる」の類義語は?違いは?

image by PIXTA / 71919882

それでは次に、「汗を入れる」の類義語を3つほどピックアップしましたので、見ていきましょう。

「息を入れる」:仕事などの中途で休憩すること

今回最初にご紹介する類義語が「息を入れる」(いきをいれる)です。口語でもよく使用する慣用句ですが、念のため国語辞書で意味を確認しておきましょう。

仕事などの中途で休憩する。ひと休みする。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「息を入れる

ひと休みをするという観点で「息を入れる」は「汗を入れる」と同じような意味を有していますが、違いとしては実際に汗をどこかに移すことである「汗を入れる」に対し、「息を入れる」は汗をかく、かかないに関わらず使用できる慣用句と言えるでしょう。

「息を吐く」:大きく呼吸をすること

次にご紹介する類義語が「息を吐く」(いきをつく)です。こちらも意味を確認しておきましょう。

1. ためていた息をはく。大きく呼吸をする。
2. 苦しみや緊張から解放される。ほっとする。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「息を吐く

「汗を入れる」の類義語としては1ですね。ひと休みという意味では類似していますが、汗をかいていない状況でも使用できることが「息を吐く」であると言えます。なお「はく」ではなく「つく」としっかり読めるようにしておきましょうね。

「骨休め」:疲れをいやすこと

今回最後にご紹介する類義語が「骨休め」(ほねやすめ)です。こちらも口語でよく使用されますが、念のため意味を確認しておきます。

からだを休めて疲れをいやすこと。ほねやすみ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「骨休め

体を休めるという意味では「汗を入れる」と類似していますが、「汗を入れる」は何かの物事の途中というニュアンスが強いのに対し、「骨休め」はどちらかというと物事が終了・完了したあとに使用する慣用句と言えるでしょう。

「汗を入れる」の対義語は?

さて、同義語の次は対義語(反対語)を見ていきましょう。

\次のページで「「汗をかく」:汗が出ること」を解説!/

次のページを読む
1 2
Share: