IT・プログラミング雑学

「Visual Studio」と「Visual Studio Code」の違いとは?特徴や使い分けもプログラマーがわかりやすく解説

よぉ、桜木建二だ。プログラムを開発する際に利用するものに「Visual Studio」と「Visual Studio Code」があるよな。名前が似ていて、どちらもマイクロソフトが提供しているが、開発対象やライセンスなど違いも大きいぞ。この記事では「Visual Studio」と「Visual Studio Code」がどう違うか、どう使い分けるのかをプログラマでもあるライターのwoinaryと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/woinary

某社で社内向け業務システムの開発、運用を30年近くやっていたシステム屋さん。現在はフリーランス。ガジェットやゲーム、ラノベが大好きなおっさんです。

「Visual Studio」と「Visual Studio Code」の違いとは?

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「Visual Studio」と「Visual Studio Code」は名前の末尾に「Code」が付いているかどうかの違いだけです。しかし、「Code」のつく方はプログラマ向けのテキストエディタで、付かない方は統合開発環境という大きな違いがあります。まず、プログラムはどうやって作るのか、開発環境と統合開発環境、プログラマ向けのエディタの違いから見ていきましょう。

どちらもマイクロソフトが提供

名前がほとんど同じですが、どちらもマイクロソフトが提供しています。「Visual Studio」はマイクロソフトがWindows用に販売している統合開発環境で、WindowsアプリケーションやWebアプリケーションを開発するためのものです。一方、「Visual Studio Code」はマイクロソフトが無償で公開しているプログラマ向けの高機能なテキストエディタになります。

名前と有償か無償かという他にも違いがあるので、続いて見ていきましょう。

統合開発環境:Visual Studio

「Visual Stuido」はマイクロソフトがWindowsでプログラムを開発するためのツールとして販売している商品です。Windowsで動きますが、Windowsアプリケーションだけでなく、WebアプリケーションやLinux、Android、iOS、一部のmacOS向けのアプリも作成できます。対応しているプログラミング言語はC++やC#、VisualBasicなどです。

最初の製品は2005年にはじめて登場し、以後もおよそ2年おきくらいでバージョンアップしています。また、プロフェッショナル・エディションやエンタープライズ・エディションなど、規模に応じて選択可能です。

プログラマ用エディタ:Visual Studio Code

「Visual Studio Code」は主にプログラマ向けの高機能テキストエディタとしてマイクロソフトが無償で公開しています。名前からは「Visual Studio」の一部と思うかもしれませんが、別の製品です。主にプログラマ向けに公開されていますが、プログラミング以外の用途に使う場合もあります。

「Visual Studio」と紛らわしいため、「VSCode(ブイ・エス・コード)」と呼ぶことが多いです。最初のVSCodeは2015年に登場し、日々アップデートされています。

また、Windows向けだけではなく、macOSやLinux向けも提供しているのが特徴。これはWindows向けしかない「Visual Studio」との大きな違いになります。

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名前も似ていて、提供元も同じマイクロソフトだが、「Visual Stuido」と「Visual Studio Code」は目的も違うし、有償か無償かという違いもあるのがわかったな。「Visual Studio」は統合開発環境という開発者向けのツール、「VSCode」とも呼ばれる「Visual Studio Code」は同じ開発者向けだがプログラマ向けのテキストエディタだ。

メモ帳とプログラマ用エディタと統合開発環境

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プログラムを作成するためには色々な開発ツールを組み合わせて使います。それが「開発環境」です。昔は色々なツールを自分で組み合わせて「開発環境」を作りました。例えばプログラムを書く(コーディング)に使うエディタや、人間が書いたソースコードをプログラムに変換するコンパイラなど、いくつものツールを利用してプログラムを開発します。

その開発環境について見ていきましょう。

メモ帳とプログラマ用エディタの違い

プログラムは「ソースコード」という人間にもわかりやすい文章(テキスト)のようなものを書いて作成します。そのため、Windowsのメモ帳でもソースコードを書くことは可能です。実際、簡単なプログラムであればメモ帳で書くこともあります。

しかし、それでは効率が悪いためプログラマ向けのテキストエディタというものが登場しました。「VSCode」もそのうちの1つです。メモ帳との違いとして、そのプログラミング言語の構文規則に従ってキーワードを色分けしたり、プログラムのミスを指摘する機能などがあります。このようなプログラミングの便利な機能を多数搭載しているのがプログラマ向けのテキストエディタです。

プログラマ用エディタと統合開発環境の違い

プログラマ向けとはいっても、テキストエディタはプログラムのソースコードを入力するためのツールです。一方、統合開発環境はさまざまな開発ツールを統合したものなので、入力以外にも便利な機能があります。

例えば、プログラムの実行中にそのプログラムの内部データを表示したり、ところどころ実行を止めながら動かすことができるのです。プログラムの不具合を見つけることを「デバッグ」と呼び、そのために使うツールを「デバッガー」と呼びます。エディタもデバッガーも統合したものが統合開発環境です。

\次のページで「別ジャンルだが違いも小さくなりつつある」を解説!/

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