栄養価が高く日本の伝統的な食べ物の納豆ですが、基本的な食べ方を知っているでしょうか?この記事では納豆を美味しく効果的に食べるための方法や、おすすめのトッピング、保存方法などを主婦歴18年の猫山メイコと一緒に解説していきます。

ライター/猫山メイコ

主婦歴18年のママライター。野菜を使ったアレンジレシピが得意。「家族にできるだけ健康的な料理を!」をモットーに日々奮闘する傍ら、カフェや保育園でも調理の仕事を担当。この経験を生かして、食にまつわる様々な知識や疑問を、わかりやすく紹介・解説していく。納豆の好きなトッピングは「すだち」。

納豆の基本的な正しい食べ方とは?

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納豆は栄養豊富で免疫力アップも期待できるため、毎日食べたい日本の伝統的な食べ物です。ここからは納豆を美味しく、栄養を効果的に摂取するための基本的な食べ方をご紹介します。

1.空気が入るように大きくかき混ぜる

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納豆は空気が入るように大きくかき混ぜてください。そうすることによって豆の周囲の粘り成分が増え、さらに空気を含むことで舌触りがまろやかになっていきます。納豆の美味しさは、この粘り成分の舌触りの変化による部分が大きいようですよ。またよく混ぜることによって、旨み成分のグルタミン酸が増すといわれています。

ちなみに納豆が最も美味しくなるかき混ぜる回数は400回だそうです。50回や200回よりも、400回混ぜた方が旨みが増すことが分かっています。しかし400回以上混ぜてもそれ以上は旨み成分は増えないらしく、最適な回数は400回だということです。美味しい納豆を食べるためにも頑張ってかき混ぜたいですね。

2.たれは納豆を混ぜた後で入れる

納豆をしっかり混ぜてネバネバがふわふわに変わってから、たれを入れてください。たれを先に入れてしまうとたれの水分で糸のふっくら感が薄れてふわふわになりません。たれを入れずにかき混ぜると、糸がふっくらして体積が広がり舌が旨み成分と触れ合う部分が増えるので、たれは後に入れた方が美味しく感じるということです。

3.ご飯は少し冷ましてからかける

ご飯は熱々の状態ではなく少し冷ましてから納豆をかけてください。その理由は納豆の栄養成分のメインであるナットウキナーゼの活性を活かすためです。ナットウキナーゼは50℃以上で働きが鈍っていき、70℃を超えると反応を起こさなくなってしまいます。せっかく納豆を食べるのならば、大切な栄養成分であるナットウキナーゼの働きを余すことなくいただきましょう。

以上の3つのことを守るだけで、とっても美味しく栄養もきちんと摂取できるのでおすすめです。良かったら参考にしてみてください。

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納豆のおすすめのトッピング4選!

ここからは納豆と一緒に食べると効果的なおすすめのトッピングをご紹介します。良かったら試してみてくださいね。

その1.さっぱり食べられる大根おろし

大根おろしには納豆にはない栄養素であるビタミンCが豊富に含まれています。そのうえ大根おろしに含まれるジアスターやアミラーゼなどの消化酵素は胃腸の消化作用を補助する働きがあるのです。トッピングの際は大根おろしを汁ごと加えてください。納豆の粘り気がなくなりまろやかになってとても美味しくさっぱりいただけます。

その2.おつまみにピッタリな海苔

お寿司の納豆巻きにあるように納豆と海苔の相性は抜群です。例えば揉み海苔を納豆に振りかけるだけで水分が吸収され旨みが濃くなります海苔にはカルシウムや鉄、食物繊維などが多いうえ、カロテンやビタミンA、ビタミンEも含まれています体細胞の酸化防止やアンチエイジング、免疫力の強化などが期待できますよ

また、色々な食材を混ぜた納豆を海苔で包むだけで立派なお酒の一品になります。さいの目に切ったマグロを混ぜると豪華な一品に。簡単に刻んだ沢庵でも食感が楽しめます。他にはアボカドやトマト、豆腐、イカも美味しくておすすめですよ。良かったら色々試してみてくださいね。

\次のページで「その3.とにかく美味しくて定番のたまご+ねぎ」を解説!/

その3.とにかく美味しくて定番のたまご+ねぎ

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たまご+ねぎは定番中の定番ですね。たまごを入れることによって、納豆の臭いが抑えられ味もマイルドになって食べやすくなります。その上、ねぎも入れると一層臭いも抑えらるということです。納豆にはないビタミンA、ビタミンCも補完され、味も一層美味しくなるので本当におすすめですね。朝ごはんにもピッタリで、毎日飽きずに食べられる安心の組み合わせです。

その4.ご飯がすすむキムチ

キムチと納豆は相性抜群です。ピリ辛なキムチのおかげで非常に食べやすくなります。納豆独特の臭いが消え辛さでご飯が進みますよね。卵黄をトッピングしてもまろやかになって美味しいです。

効果としては、納豆菌がキムチの乳酸菌の増殖を助け腸内を掃除するという相乗効果があります。血管系の病気やガンの予防を促すだけでなく、腸内フローラを整えることによるデトックスや美容にもつながるそうです。

納豆は1日どのくらい食べればいいの?

健康効果が期待され、アレンジ次第でいくらでも食べられそうな納豆ですが、1日にどのくらい食べればよいのでしょうか?

1日1パックが目安

女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが豊富に含まれていることでも知られる納豆。イソフラボンの効果的な摂取を考えるなら、1日1パックまでにするのがおすすめです。イソフラボンの安全な1日摂取量の目安の上限値は70~75mgとされていますので、これは納豆2パックに相当します。日本人は日常的に味噌や豆腐、豆乳などイソフラボンを摂取する機会が多いので、1日1パック程度にしておくと安心ですね。

納豆の保存方法

納豆を保存する適温は何度かご存知ですか?また、冷凍保存も可能なのでしょうか?ここからは納豆の保存方法についてご紹介します。

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納豆保存の適正温度は10℃以下

納豆の保存に適した温度は10℃以下だそうです。それ以上の温度に置いておくと再発酵が始まってしまいます。ですので冷蔵庫で保存するのがおすすめです。

ちなみに冷凍庫での保存も可能。この場合は買ってきたらすぐにパックごと冷凍庫に入れてください。納豆菌が冬眠状態になって発酵が止まります。解凍する際は、食べる半日くらい前に冷蔵庫に戻しておいてください。電子レンジや湯煎などで温めると品質が悪くなるので必ず自然解凍してくださいね

効果的にトッピングして美味しく食べよう

ここでは納豆の基本的な食べ方や、効果的なトッピング、保存方法についてご紹介しました。好きな食べ方は見つかりましたか?栄養素がたっぷりで健康に良い納豆をアレンジして、毎日美味しく食べてくださいね。

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納豆はこう食べよう!基本の食べ方やおすすめのトッピング・保存方法も主婦歴18年のママライターが詳しくわかりやすく解説

栄養価が高く日本の伝統的な食べ物の納豆ですが、基本的な食べ方を知っているでしょうか?この記事では納豆を美味しく効果的に食べるための方法や、おすすめのトッピング、保存方法などを主婦歴18年の猫山メイコと一緒に解説していきます。

ライター/猫山メイコ

主婦歴18年のママライター。野菜を使ったアレンジレシピが得意。「家族にできるだけ健康的な料理を!」をモットーに日々奮闘する傍ら、カフェや保育園でも調理の仕事を担当。この経験を生かして、食にまつわる様々な知識や疑問を、わかりやすく紹介・解説していく。納豆の好きなトッピングは「すだち」。

納豆の基本的な正しい食べ方とは?

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納豆は栄養豊富で免疫力アップも期待できるため、毎日食べたい日本の伝統的な食べ物です。ここからは納豆を美味しく、栄養を効果的に摂取するための基本的な食べ方をご紹介します。

1.空気が入るように大きくかき混ぜる

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納豆は空気が入るように大きくかき混ぜてください。そうすることによって豆の周囲の粘り成分が増え、さらに空気を含むことで舌触りがまろやかになっていきます。納豆の美味しさは、この粘り成分の舌触りの変化による部分が大きいようですよ。またよく混ぜることによって、旨み成分のグルタミン酸が増すといわれています。

ちなみに納豆が最も美味しくなるかき混ぜる回数は400回だそうです。50回や200回よりも、400回混ぜた方が旨みが増すことが分かっています。しかし400回以上混ぜてもそれ以上は旨み成分は増えないらしく、最適な回数は400回だということです。美味しい納豆を食べるためにも頑張ってかき混ぜたいですね。

2.たれは納豆を混ぜた後で入れる

納豆をしっかり混ぜてネバネバがふわふわに変わってから、たれを入れてください。たれを先に入れてしまうとたれの水分で糸のふっくら感が薄れてふわふわになりません。たれを入れずにかき混ぜると、糸がふっくらして体積が広がり舌が旨み成分と触れ合う部分が増えるので、たれは後に入れた方が美味しく感じるということです。

3.ご飯は少し冷ましてからかける

ご飯は熱々の状態ではなく少し冷ましてから納豆をかけてください。その理由は納豆の栄養成分のメインであるナットウキナーゼの活性を活かすためです。ナットウキナーゼは50℃以上で働きが鈍っていき、70℃を超えると反応を起こさなくなってしまいます。せっかく納豆を食べるのならば、大切な栄養成分であるナットウキナーゼの働きを余すことなくいただきましょう。

以上の3つのことを守るだけで、とっても美味しく栄養もきちんと摂取できるのでおすすめです。良かったら参考にしてみてください。

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