
3分で分かる「ミス」と「ミセス」の違い!今では「ミズ」が一般的?使い方や起源も英語オタクが詳しくわかりやすく解説
今回は英語を話す上で重要な敬称について、その起源や現在の使われ方を英語オタクのとくじんと一緒に解説していきます。
ライター/とくじん
中3でそれまで苦手だった英語にハマり、英語漬けの日々。苦手だったからこそ気づいた英語の楽しさを伝えるために英語のあれこれを分かりやすく解説していく。
「ミス」と「ミセス」違いは「婚姻ステータス」?

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まずは「ミス」と「ミセス」の違いを確認してみましょう。どちらも女性に対して使う敬称で、日本語にすると「〜さん」です。しかし、しっかり使い分けなければ相手に不快感を与えかねないので、しっかり違いを理解しましょう。どちらの敬称も女性のラストネーム(名字)またはフルネームの前に置いて使います。
「ミセス」:既婚女性
「ミセス」は英語で”Mrs.”と表記します。この敬称は相手の女性が「既婚」である時のみに使われる敬称です。また敬称のルールとして、Dr.(ドクター)やPrt.(プロフェッサー)など他の敬称がある場合はそちらの敬称を優先的に使います。
元々は、「Mrs.+夫の名字」で「〜の奥様」という使われ方をしていたため、「ミセス」は「既婚女性」にのみ使われる敬称となりました。
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「ミス」:未婚女性
一方、「ミス(Miss)」は「未婚女性」にのみ使われる敬称です。こちらも「ミセス」と同様、他の敬称がある場合はそちらの敬称を優先して使いましょう。ミス・コンテスト(ミスコン)やミス・ユニバースといった女性の美を競う大会で目にしますが、これは参加条件が「独身」であることとなっているため、「ミス」の敬称を用います。
起源は同じ「ミストレス(mistress)」

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どちらの敬称も起源は同じ「ミストレス(mistress)」という言葉。ミストレスは古くから使われていた単語で、ミスター(mister)の対義語です。
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