
ちゃんぽん:野菜やスープ、茹でた麺を煮込む

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野菜などの具がたくさん入っているちゃんぽん。そんなちゃんぽんの最大の特徴は、その調理方法だと言えるでしょう。ちゃんぽんは、スープや肉、野菜、茹でた麺を同時に同じ鍋で煮込むことで出来上がるのです。
野菜や肉、海鮮など種類豊富の具材たちは、はじめにフライパンで炒めます。その後、炒めた具材と茹でた麺をスープと一緒に煮込むのです。こうすることでスープの味と具材の旨味が麺に染み込みます。この調理方法がちゃんぽんらしい食感、味わいになるのです。

イメージとしては、煮込みうどんのような調理法だな。
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ラーメン:器にスープ、茹でた麺、具を合わせ入れる

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ちゃんぽんと異なり具の量が少ないものから、ちゃんぽんのように具沢山のものまで、様々な種類があるラーメン。そんなラーメンの調理方法は、器で合わせ入れるというもの。醤油や塩、味噌といったスープと麺、具は別々で調理され、最後、器に盛りつける時に、それらを合わせるのです。
ちゃんぽんでは、具材は麺とスープと一緒に煮込みますが、ラーメンの具材はトッピングするようなイメージですね。1杯のラーメンで麺、スープ、そして具材を味わえるのです。
違い2. 麺に使用するかん水
ちゃんぽんとラーメンの2つ目の違いは、麺を製造する時に使われる「かん水」が異なることです。かん水とは、中華麺などを作るときに使われるアルカリ塩水溶液のこと。これを混ぜ込むことによって、中華麺らしい色合いや風味、食感に仕上がるのです。
ちゃんぽんとラーメンではどのようなかん水が使われているのでしょうか。ここでは、それぞれの麺を製造する際に使用されるかん水について解説していきます。
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