セッションとCookieの違いとは?特徴や役割・注意点もSEがわかりやすく解説
ライター/久保田みく
IT企業会社員。新しい知識を勉強することが大好きな2児の母です。趣味は読書で、得意分野は健康、美容、料理、育児と幅広く興味を持っています。
セッションとCookieとは
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セッションとCookieは、どちらもブラウザとWebサイトの通信において、ブラウザのアクセス情報を保存するために利用されるものです。まずはそれぞれの意味を簡単に説明します。
セッション:一連の処理の始まりから終わり
セッションとは、一連の処理の始まりから終わりという意味を持ちます。例えば、ブラウザからWebサイトにアクセスしてサイトを閉じるまでは1つのセッションです。セッションが開始されると、Webサーバーにセッションデータが作成され、セッション終了とともにWebサーバーから削除されます。セッションデータに記録されるのはセッションが張られている間のアクセス情報です。
Cookie:ユーザー情報が一時的に保存されたファイル
Cookie(クッキー)とは、Webサイトにアクセスしたユーザーの情報が一時的に保存されたファイルのことです。ユーザーがWebサイトのフォーム画面で登録した個人情報や、そのユーザーがサイト内のどのページを見て何を買ったのかなどの情報がテキストファイルの形でブラウザに保存されています。
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セッションとCookieの違い
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まず前提知識として、ブラウザとWebサーバーの通信においてCookieとセッションがどのように作成されどう機能しているのかについて、概要を説明します。以下の1〜4はセッションが開始されて初回のリクエストとレスポンスについての流れを示したものです。
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