
否定的な意味を持つ文:He needs anyone, it doesn’t matter who it is.
(訳:彼は誰かが必要だ。誰でも構わない。)
こちらの例文では、「it doesn’t matter」という否定的な意味合いが文中に含まれていますよね。彼はとにかく誰かを必要としていて、その誰かに何かしらの能力や特徴を求めていませんよね。そのため、この例文ではanyoneが適切です。
Ifを使った文:If anyone cheats, everyone will get scolded by the teacher.
(訳:もし誰かがズルをしたら、みんな先生に叱られる。)
この例文では、否定文ではありませんが、文頭に「if」がありますよね。文中に「if」が含まれている時は、someoneではなくanyoneを使います。そのため、この例文では「もし誰かがズルをすると」という意味があり、この誰かとは「どんな特徴を持っていようが、ズルをすればクラス全員が先生に叱られる」ことになるのです。このため、この例文ではanyoneが相応しいと言えるでしょう。
someoneとanyoneは似ているようでちょっと違う!
someoneとanyoneの違いについて解説しました。
someoneとは「何かしらの特徴を持つ不特定多数の人のこと」であり、anyoneは「何の特徴も持たない不特定多数の人のこと」を意味するのでした。また、基本的にsomeoneは肯定文と否定文で、anyoneは否定文と疑問文で使われるのでしたね。
英語で正確なニュアンスを理解するには、繰り返し例文を読んだり、自分で使ったりする必要があります。someoneとanyoneの絶妙な違いを理解するためにも、繰り返し練習してみてくださいね。