スマホなどの携帯端末でテレビを視聴するために必要な「ワンセグ」と「フルセグ」。
でも「ワンセグ」と「フルセグ」が何のことかよく分からずに使っている人もいるんじゃないか?
今回はそれぞれの特徴と違いについて、現役エンジニアのおおつけと一緒に解説していくぞ!

ライター/おおつけ

現役システムエンジニア兼ライター。知らない言葉は徹底的に調べるクセがあり、独自の単語帳を作っている。日々たくわえた広い知識を、わかりやすく紹介していく。

ワンセグとフルセグの違いとは?

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ガラケー(フィーチャーフォン)時代には「ワンセグ」という言葉をよく聞きましたね。また現在では「フルセグ」という言葉をよく聞くようになりました。そもそも「ワンセグ」と「フルセグ」とは何なのか、両者の違いはどこにあるのかをここで解説していきます。

受信できる電波量が違う

「ワンセグ」も「フルセグ」も無線、つまりケーブルレスでテレビジョン放送を視聴することのできる通信規格。つまり室内でなくてもテレビ視聴できる規格のことです。

「ワンセグ」とは「ワンセグメント」、「フルセグ」とは「フルセグメント」の略称。「セグメント」とは電波を受信できる帯域のこと。つまり1帯域で受信できる規格と、フル帯域(日本では12帯域)で受信できる規格ということなんです。

どちらも「地デジ」

「ワンセグ」や「フルセグ」と一緒に語られることが多い言葉「地デジ」。この「地デジ」が「地上デジタル放送」であることはほとんどの人がご存じかと思います。「ワンセグ」も「フルセグ」も同一のデジタル信号を受信しているため、どちらも「地デジ」。もちろん見ることのできるチャンネルなどは一緒です。

それぞれのメリットやデメリットは?

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では「ワンセグ」と「フルセグ」それぞれの特徴はあるのでしょうか?メリットやデメリットがわかれば、状況によって適切な携帯端末を選べますよね。ここではそれぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。

\次のページで「ワンセグ:安定して使えるが低画質」を解説!/

ワンセグ:安定して使えるが低画質

「ワンセグ」は受信帯域が1つだけのため、取り扱うデータ量が少なくて済みます。そのため移動中の電車内や、電波を妨害する障害物が多い場所でも安定して受信できるんです。たとえばビル内やトンネル内、地下街や山間地域などですね。自動車で高速道路などを走っている時も安定して受信できます。

反面、データ量が少ないため低画質なのがデメリット。ガラケーの画面サイズは小さかったため低画質で再生してもあまり問題がなかったため普及しました。現在はスマホやタブレットが一般的なためあまり使用されない規格となっています。

フルセグ:高画質だが電力消費量が多い

「フルセグ」は12帯域で受信するため取り扱うデータ量が非常に多く、高画質を実現しています。そのため画面サイズの大きいスマホやタブレットでもなめらかな映像を見ることができるんです。

反面、電力消費量が多くなってしまいます。その原因はデータを多く処理するためマシンパワーが必要なため。また12帯域を受信しようとするといずれかの帯域が一つ欠けても映像に不具合が出てしまうため、移動中などは安定して視聴できないというデメリットもあります。

\次のページで「ワンセグをフルセグにすることはできる?」を解説!/

ワンセグをフルセグにすることはできる?

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それぞれのメリット・デメリットはご理解いただけたでしょうか?現在では電波の供給量も安定しており、スマホやタブレットといった携帯端末も長時間対応のバッテリーを搭載しています。そこで「ワンセグ」を「フルセグ」にしたいと思う方も多いはず。ここでは「ワンセグ」を「フルセグ」にして視聴する方法を解説します。

フルセグチューナーを使えば可能!

「フルセグチューナー」とは「フルセグ視聴」ができない端末に装着することで、視聴可能にする機器です。「ワンセグ」が元々視聴できていた端末はもちろん、テレビ視聴機能がない端末でも「フルセグ」が視聴可能となります。

接続規格やソフトウェアとの相性により利用可否が異なるので、興味を持った方はメーカー公式サイトなどで対応端末を確認してから購入してくださいね。また「歩きスマホ」など危険な操作も思わぬ事故の原因となるのでご注意ください。

ワンセグとフルセグは受信できる電波量が違う!

ここまで「ワンセグ」と「フルセグ」について、それぞれの違いやメリット・デメリット、「ワンセグ」から「フルセグ」への切り替え方法などを解説してきました。

現在では各放送局も見逃し放送などを配信しているため、リアルタイムで必ず視聴しなければいけないということは減ってきました。しかしスポーツ番組などリアルタイム性が重視されるものはまだまだ「ワンセグ」「フルセグ」で見たいですよね。もしくは「テレビがついているとそれだけで安心する」タイプの人もいるかもしれません。それぞれのライフスタイルに合わせて「ワンセグ」「フルセグ」をお楽しみください。

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3分でわかるワンセグとフルセグの違い!ワンセグをフルセグにできる?メリットやデメリットも現役エンジニアがわかりやすく解説

スマホなどの携帯端末でテレビを視聴するために必要な「ワンセグ」と「フルセグ」。
でも「ワンセグ」と「フルセグ」が何のことかよく分からずに使っている人もいるんじゃないか?
今回はそれぞれの特徴と違いについて、現役エンジニアのおおつけと一緒に解説していくぞ!

ライター/おおつけ

現役システムエンジニア兼ライター。知らない言葉は徹底的に調べるクセがあり、独自の単語帳を作っている。日々たくわえた広い知識を、わかりやすく紹介していく。

ワンセグとフルセグの違いとは?

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ガラケー(フィーチャーフォン)時代には「ワンセグ」という言葉をよく聞きましたね。また現在では「フルセグ」という言葉をよく聞くようになりました。そもそも「ワンセグ」と「フルセグ」とは何なのか、両者の違いはどこにあるのかをここで解説していきます。

受信できる電波量が違う

「ワンセグ」も「フルセグ」も無線、つまりケーブルレスでテレビジョン放送を視聴することのできる通信規格。つまり室内でなくてもテレビ視聴できる規格のことです。

「ワンセグ」とは「ワンセグメント」、「フルセグ」とは「フルセグメント」の略称。「セグメント」とは電波を受信できる帯域のこと。つまり1帯域で受信できる規格と、フル帯域(日本では12帯域)で受信できる規格ということなんです。

どちらも「地デジ」

「ワンセグ」や「フルセグ」と一緒に語られることが多い言葉「地デジ」。この「地デジ」が「地上デジタル放送」であることはほとんどの人がご存じかと思います。「ワンセグ」も「フルセグ」も同一のデジタル信号を受信しているため、どちらも「地デジ」。もちろん見ることのできるチャンネルなどは一緒です。

それぞれのメリットやデメリットは?

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では「ワンセグ」と「フルセグ」それぞれの特徴はあるのでしょうか?メリットやデメリットがわかれば、状況によって適切な携帯端末を選べますよね。ここではそれぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。

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