この記事では東京しごとセンターとハローワークの違いについてみていきます。両者は転職を考えている人や失業した人、就職を考えている大学生などの仕事探しを助けてくれる施設です。似たような役割だから、どちらを利用しようか迷ってしまう人も少なくないでしょう。
そこで今回は、東京しごとセンターとハローワークの違いとそれぞれの実績などの特徴についても雑学好き現役大学院生ライターのききと一緒に解説していきます。

ライター/きき

植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。

東京しごとセンターとハローワークとは?

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就職活動をしている方にとって、「東京しごとセンター」や「ハローワーク」を何度か耳にしたことがあるでしょう。どちらも仕事を探すことを手助けしてくれる施設ですが、両者の違いが曖昧だと、どちらを利用すれば良いのか分からなくなりますよね。

そこで、今回は東京しごとセンターとハローワークの違いについて3つのポイントに絞って解説していきます。今後の就職活動にぜひ役立ててみてくださいね。

違い1. 運営先が違う

東京しごとセンターとハローワークの1つ目の違いは、運営先です。運営先が異なるため、サービスの内容も違ってきます。サービス内容については後ほど詳しく解説しますね。それでは、両者の運営先についてと、それぞれの所在地についてみていきましょう。

東京しごとセンター:東京都からの委託を受けている

東京しごとセンターは東京都からの委託を受けています。そのため、利用者は様々なサービスを無料で利用することができるのです。東京しごとセンターの最寄り駅は飯田橋、水道橋駅、九段下駅の3駅。どの駅からも徒歩圏内にあるので、アクセスしやすいですよ。

ハローワーク:厚生労働省が運営している

ハローワークは、民間の職業紹介事業などでは就職することが難しい、就職困難者を中心に支援する厚生労働省の機関です。ハローワークは全国各地にあり、ビルにあるような大規模なものから、市役所内に併設されている小規模なものまであります。お住まいの地域のハローワークを調べてみてもいいかもしれませんね。

\次のページで「違い2. 提供されるサービスが違う」を解説!/

違い2. 提供されるサービスが違う

東京しごとセンターとハローワークの2つ目の違いは、利用者が受けられるサービス内容です。就職活動には、求人探しはもちろん面接対策や企業研究などが必用不可欠ですよね。施設によっては、これらの就職活動に欠かせないことを利用することができます。ご自身の目的に合う施設を利用するために、しっかりとサービス内容を把握しておきましょう。

東京しごとセンター:就職活動全般を支援

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東京しごとセンターでは、全年齢の求職者を対象に、求人を探すことはもちろん、就活全般のサポートをしてくれます。様々なセミナーや企業説明会の開催、専任のアドバイザーによるカウンセリングなど、様々な形で就活生を支援してくれるのです。

しかも、これらのサービスは全て無料で受けられるのですよ。お金を気にせずに、好きなだけ利用できるのは非常に心強いですよね。少しでも気になる説明会やセミナーがあったら、どんどん参加してみましょう。

以下に東京しごとセンターで受けられる就職支援の内容をまとめました。

専任アドバイザーのサポート:就職に関するカウンセリング、応募書類の添削
セミナー:ビジネスマナーやパソコン実習、面接対策、グループワークなど
説明会:企業の合同説明会や職種ごとの説明会、勉強会
企業見学:企業に赴き、見学、体験する
など

ハローワーク:職業紹介がメイン

専任アドバイザーによるサポートやセミナー、説明会など、様々なサービスを受けられる東京しごとセンター。一方で、ハローワークは、利用者に対して主に職業紹介をします。

ハローワークは、東京しごとセンターと比べて受けられるサービスが少ないと思われがちですが、実は個別の相談にも乗ってくれるのです。お願いすれば応募書類の添削もしてくれるそうですよ。かなり融通が利くので、気になることがあれば、何でも問い合わせてみても良いかもしれませんね。もちろん、これらのサービスは全て無料で受けることができますよ。

\次のページで「違い3. 求人の対応地域が違う」を解説!/

違い3. 求人の対応地域が違う

東京しごとセンターとハローワークの3つ目の違いは、求人の対応地域です。どちらの施設も求人を探すことができます。しかし、実は、両者の求人の対応地域が異なっていることに注意しなければなりません。「自分が働きたい地域の求人がなかった!」なんてことがないように、しっかりと確認しておきましょう。

東京しごとセンター:東京都の求人のみ対応

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東京しごとセンターの「東京」は、求人の対応地域が東京に限定していることから付けられています。東京での就職を希望するのであれば、東京都に住んでいる方はもちろん、都民以外の方も利用できますよ。さらに、年間の就職決定数はおよそ7000件なので、実績は十分ですね。

ハローワーク:日本全国の求人に対応

ハローワークは北海道から沖縄まで、日本全国の求人に対応しており、東京しごとセンターよりも求人数が圧倒的に多いです。そのため、例えば、現在は都内にいるけれど就職先は別の都道府県を希望するという方でも、利用することができます。場所にとらわれずに、希望する地域の求人を探せるのは良い点ですよね。

東京しごとセンターは就職活動全般サポート、ハローワークは職業紹介

東京しごとセンターとハローワークはどちらも就職活動に欠かせない施設ですよね。しかし、両者で受けられるサービス内容が異なるのでした。東京しごとセンターでは、就職活動全般をサポートしてくれ、ハローワークは主に職業紹介をしれくれるのでしたね。

より良い就職先を見つけられるように、自分の目的に合う施設を選ぶようにしましょう。

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社会雑学

東京しごとセンターとハローワークの違いとは?実績は?対応地域やサービスも雑学好き現役大学院生が詳しくわかりやすく解説

この記事では東京しごとセンターとハローワークの違いについてみていきます。両者は転職を考えている人や失業した人、就職を考えている大学生などの仕事探しを助けてくれる施設です。似たような役割だから、どちらを利用しようか迷ってしまう人も少なくないでしょう。
そこで今回は、東京しごとセンターとハローワークの違いとそれぞれの実績などの特徴についても雑学好き現役大学院生ライターのききと一緒に解説していきます。

ライター/きき

植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。

東京しごとセンターとハローワークとは?

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就職活動をしている方にとって、「東京しごとセンター」や「ハローワーク」を何度か耳にしたことがあるでしょう。どちらも仕事を探すことを手助けしてくれる施設ですが、両者の違いが曖昧だと、どちらを利用すれば良いのか分からなくなりますよね。

そこで、今回は東京しごとセンターとハローワークの違いについて3つのポイントに絞って解説していきます。今後の就職活動にぜひ役立ててみてくださいね。

違い1. 運営先が違う

東京しごとセンターとハローワークの1つ目の違いは、運営先です。運営先が異なるため、サービスの内容も違ってきます。サービス内容については後ほど詳しく解説しますね。それでは、両者の運営先についてと、それぞれの所在地についてみていきましょう。

東京しごとセンター:東京都からの委託を受けている

東京しごとセンターは東京都からの委託を受けています。そのため、利用者は様々なサービスを無料で利用することができるのです。東京しごとセンターの最寄り駅は飯田橋、水道橋駅、九段下駅の3駅。どの駅からも徒歩圏内にあるので、アクセスしやすいですよ。

ハローワーク:厚生労働省が運営している

ハローワークは、民間の職業紹介事業などでは就職することが難しい、就職困難者を中心に支援する厚生労働省の機関です。ハローワークは全国各地にあり、ビルにあるような大規模なものから、市役所内に併設されている小規模なものまであります。お住まいの地域のハローワークを調べてみてもいいかもしれませんね。

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