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3分で分かるオークとオーガの違い!語源やゴブリン・トロールとの違いも小説家兼ライターが詳しくわかりやすく解説

【オークが登場する作品例】
・『ドラゴンクエスト』…イノシシの姿をした獣人。他、ゴールドオーク、オークキングなど。
・『ファイナルファンタジー11』…獣人の一種族で、とがった耳や体毛がなくカエルに似た容姿。
・『指輪物語』…原作ではダークエルフやヴァンパイアに近い容姿。
 ※根底に「オーク」が元々エルフだったという設定がある。

「オーガ」は角を持つ鬼のような姿

一方の「オーガ」は英訳で「鬼」とされるように、角と牙を持つ日本の鬼に似た姿が多い種族です。多くが「オーク」よりも小柄でありながら屈強な体と強い戦闘力を持ち、知性的でありながら“血に飢えた戦闘狂”や“狂戦士(バーサーカ)”のような描かれ方がされています。

【オーガが登場する作品例】
・『ドラゴンクエストⅩ』…種族のひとつとして登場。
・『女神転生』…緑の体色や巨体を持つ邪鬼オーガ。
・『オウガバトル』…「鬼」の比喩として。
 ※オウガ、オーガー。

「ゴブリン」や「トロール」とは?

image by iStockphoto

「オーク」や「オーガ」と似たものに、「ゴブリン」、「コボルド」、「トロール」がいますが、これらはどんな存在なのでしょうか?それぞれ伝承などを交えながら調べてみました。

「ゴブリン」:小鬼

「ゴブリン」とはヨーロッパの伝承に登場する“妖精”の一種で、「レブラコーン」や「ピクシー」などのように“いたずらをする妖精”です。日本語では「小鬼」の意味に近く、そこから“いたずらをする悪い妖精”に認識になります。

ファンタジーなどの捜索では、多くの場合が“悪の手先”としていわゆる“やられ役”として登場。「オーク」や「トロール」がそれなりの戦力があるのに対し、「コブリン」は小悪党的な扱われ方です。

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『指輪物語』の前日譚である『ホビットの冒険』では、「ゴブリン」より大きな「ホブゴブリン」が登場している。『指輪物語』でも何種かの小さな「オーク」が登場していることから、トールキンは大きなゴブリン(ホブゴブリン)=オーク、小さなオーク=ゴブリンと称しているらしい。ややこしいから注意してくれ。

「コボルト」:犬の顔

「コボルト(コボルド)」とはドイツの伝承に登場する妖精の一種で、英語の翻訳ではしばしば「ゴブリン(Goblin)」と表記されることがあります。そのため、「ゴブリン」とは明確な区別が出来ない場合も多く、おとぎ話などで「いたずらをする妖精」を意味するなど「ゴブリン」とは共通点も多い存在です。

創作では主に“犬の顔に人間の体”という描写ですが、満月など一定の条件で変身する「ワーウルフ(人狼)」とは区別されています。

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