ドイツヨーロッパの歴史言葉趣味雑学

3分で分かるオークとオーガの違い!語源やゴブリン・トロールとの違いも小説家兼ライターが詳しく解説

よぉ、桜木建二だ。この記事では「オーク」と「オーガ」の違いについてみていくぞ。
これら2つの名前を聞いた人は、大体がゲームやファンタジー小説なんかに登場するモンスターだと思うよな。その違いはずばり、見た目が「豚」か「鬼」のようだが、調べてみると他にも色々あるみたいだ。

今回はそんな「オーク」と「オーガ」の違いを、神社や名所巡りの他にカフェ通いが好きなライターさらささらと一緒に解説していくぞ!

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/さらささら

少女向け小説家兼ライター、神社や名所を訪ねるのが趣味。お話のネタにするため様々な雑知識を集めました。わかりやすい言葉で説明します。

ゲームやファンタジーにおける「オーク」と「オーガ」とは?

image by iStockphoto

ゲームやファンタジー小説などに登場する「オーク」や「オーガ」は、人に近い形をした姿で描かれています。現在の作品では“種族”や“部族”としてのカテゴリーで登場し知性や社会性を持つ場合もあるようですが、昔のゲームに登場する彼らの多くはモンスターと呼ばれる異形の”悪役”でした。

そんな「オーク」と「オーガ」の違いとは一体なんなのでしょう?こちらではまず、伝承などに登場した彼らの存在について調べてみます。

「オーク」の語源と誕生について

それでは、「オーク」の語源と誕生について見ていきましょう。

「オーク」とはラテン語で「悪魔」という意味

「オーク(Orc)」とはラテン語で「悪魔」や「地下に生きる生物」、または古い英語で「海の怪物(Orca=オルカ)」など複数の意味やルーツを持つ言葉です。後述しますが似た存在の「ゴブリン」や「コボルド」がヨーロッパの伝承などに登場する“妖精”の一種であるのに対し、「オーク」という存在にはその由来となる伝承や逸話がありません

「オーク」はトールキンの『指輪物語』から

それでは、「オーク」とは一体どこから生まれた存在なのでしょうか?

実は、「オーク」の登場はイギリス出身の言語学者であるJ.R.R.トールキンによって書かれた『指輪物語(The Lord of the Rings=ロード・オブ・ザ・リング)』と言われています。つまり、「オーク」とはトールキンが創作した種族になるわけです。

no-img2″>
 <figcaption class=桜木建二

「オーク」という言葉は叙事詩『ベオウルフ』に登場する「オーク・ナス(オルクスの死人)」から転じたとされている。次に説明する「オーガ」と同語源で、小鬼や邪霊の類と考えられてもいるようだ。

前述したように複数の意味やルーツを持つ「オーク」を、トールキンが創作の中で種族として確立させたわけだな。

■「オーク」の語源となった「オーク・ナス(オルクスの死人)」のオルクスとは、死者の国の神であるプルート、ハーデス、ディース・パテルの別名。そのため「オルクス=死者の国」なので、「オーク・ナス=死者の国の死人」となります。

次のページを読む
1 2 3 4
Share: