ブロッコリーが栄養豊富なことは、みんな良く知っているでしょう。しかし、実はそれだけじゃない知られざる魅力がまだまだ隠されているんです。

今回はそんなブロッコリーの魅力を、栄養素や特徴、効能とともに、主婦歴18年のママライター、猫山メイコと一緒に解説していきます。

ライター/猫山メイコ

主婦歴18年のママライター。野菜を使ったアレンジレシピが得意。「家族にできるだけ健康的な料理を!」をモットーに日々奮闘する傍ら、カフェや保育園でも調理の仕事を担当。この経験を生かして、食にまつわる様々な知識や疑問を、わかりやすく紹介・解説していく。

ブロッコリーのお気に入りの食べ方は、ゆでたてをそのまま、マヨネーズで!少し固めが好み。

ブロッコリーの原産地って?日本にはどう伝わった?

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ブロッコリーは栄養満点の緑黄色野菜として知られていますよね。料理に映える綺麗な緑色が特徴で形も可愛くて、お弁当の彩りにもよく使われます。そして、味や香りにクセがなくほのかな甘みがあり食べやすいためどの年代にも人気です。

ここからは、ブロッコリーの基本情報として原産地や日本に普及した経緯を中心に迫っていきましょう。

原産地は地中海沿岸

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ブロッコリーの原産地は地中海沿岸。古代ローマ時代には野菜として栽培され食されていたようです。16世紀にイタリアやフランスで栽培が行われました。そして1920年代にはイタリア移民によってアメリカ・カルフォルニア州で本格的に栽培がスタート。このようにしてブロッコリーは世界に広がっていったんですね。

日本には、いつ入ってきたの?

ブロッコリーはイタリアで改良されてヨーロッパ中に広がり明治時代に日本に伝わりました。しかし、当時は観賞用とされていたようで普及しなかったそうです。

第二次世界大戦後、本格的に栽培が始まり消費が拡大しました。そして昭和50年代、健康的な食生活に関心が集まると栄養価が高いブロッコリーが注目され食用として広まったようです。別名「イタリアン・ブロッコリー」、和名は「メハナヤサイ」「ミドリハナヤサイ」と呼ばれています。

キャベツの仲間?

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ブロッコリーは花蕾(からい)と呼ばれるつぼみの部分を食用とするキャベツの一種が品種改良されて、現在の姿になったとされています。そう、キャベツの仲間なんです。ブロッコリーの先端を包む葉を見るとキャベツとかなり似ていることがわかりますね。

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ブロッコリーの驚くべき栄養素とは?

とにかく身体に良いイメージのブロッコリー。「野菜の王様」とも呼ばれています。しかし実際にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか?

ブロッコリーの主な栄養素

ブロッコリーの栄養は野菜の中でもトップクラス!疲労回復に良いとされるビタミンB1抗酸化作用のβカロチンを始め葉酸食物繊維カルシウムなどがバランス良く含まれています。そのうえビタミンCはレモンの2倍も含まれているという超優秀食材なんです。

野菜なのにタンパク質が豊富って本当?

ブロッコリーには100gあたり5.6gのタンパク質が含まれています。これは野菜ではトップレベルの含有量。ちなみにタンパク質の多いイメージがある絹ごし豆腐とほぼ同じくらいだそうです。本当に驚きですね。

栄養豊富な茎も食べよう!

捨てられがちな茎ですが、ここには花を咲かせるための栄養がたくさん詰まっています。食物繊維が豊富で糖は房の2.5倍あり甘みがたっぷり。捨てるなんてもったいない、とっても大事な部分だったのですね!外側の固いところは取り除いて炒め物にしたり汁物に入れたりして、ぜひお好みの食べ方で食べてみてください。

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ブロッコリーの効能

ここからは野菜の王様とも呼ばれるブロッコリーの効能を紹介していきます。

その1.ダイエットにおすすめ

ブロッコリーを食事に取り入れるとカサがあるため満腹感を感じられます。食べ応えがあり食事全体の量を減らすこともできそうですね。100gたっぷり食べても37kcalと栄養満点なのにとってもヘルシー。ダイエットの強い味方になってくれそうです。

そして食物繊維を豊富に含むためお通じがスムーズになる可能性があります。栄養豊富なのに糖質や脂質が少ないブロッコリーはダイエットの強い味方ですね。

その2.美容効果に期待大

ブロッコリーに豊富に含まれているビタミンC。70g食べるだけで一日に必要なビタミンC100mgが摂取できるそうです。

ビタミンCには肌のハリを保つ効果のあるコラーゲンの生成を助ける働きがあります。また、強い抗酸化作用が肌のシミやしわを予防してくれ老化防止にもなるそうです。美容意識の高い方がブロッコリーを意識的に食べるのはこんな理由があったからなんですね。納得です!

その3.筋肉とブロッコリーの関係

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ブロッコリーがボディビルダーやフィットネス愛好家たちにこんなにも愛されるのはなぜなのでしょう。

ブロッコリーには女性ホルモンのエストロゲンを抑え男性ホルモンであるテストステロンを増強する働きがあるそうです。テストステロンが増えることで筋肉が発達しやすい状態になるというわけなんですね。しかも筋肉の材料となるタンパク質を含むため筋力アップにもつながります。ブロッコリーはまさに筋トレと美しい身体作りの強い味方ということです。

毎日食べても大丈夫?

こんなに栄養豊富で体に良い事だらけのブロッコリー。ごはんやおかずの代わりに山盛り食べたくなりませんか?しかし毎日食べ続けても大丈夫なのでしょうか。次はその疑問を解決していきましょう。

食べ過ぎ注意!?

美容や健康に効果があり栄養価が高く調理のしやすいブロッコリーですが毎日食べても大丈夫なのでしょうか。答えは「毎日食べても大丈夫」です。

しかし食物繊維が多いので食べ過ぎると消化不良を起こすことも。ちなみに1日の適量は100gと言われています。ブロッコリーだけでは十分といえないので、肉や魚、卵、大豆製品、乳製品なども上手に組み合わせましょう。バランスよく食べて健康的な食生活を送りたいですね。

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ブロッコリーの食べ過ぎで体臭が強くなるって本当?

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ブロッコリーの食べ過ぎで体臭が強くなるというのは本当なのでしょうか。これはブロッコリーに含まれる成分が、臭いを発する「トリメチルアミン」という物質を発生させてしまうからだそうです。しかし、これは食べきれないほど多くの量を食べた場合の話。普通に毎日食べる分には全く心配いりません。良かったですね!

栄養最強と呼ばれるブロッコリーを食べよう!

この記事では「ブロッコリー」の栄養素や特徴、効能などを説明しました。ここまで読んでくれた方はブロッコリーが栄養最強と呼ばれる理由がわかりましたよね。レンジでチンしたり冷凍食品を活用したり使いやすい方法でブロッコリーを毎日食事に取り入れていきたいですね。

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家庭科

食べすぎても大丈夫?ブロッコリーの栄養素や特徴・驚くべき効能を主婦歴18年ママライターが詳しくわかりやすく解説

ブロッコリーが栄養豊富なことは、みんな良く知っているでしょう。しかし、実はそれだけじゃない知られざる魅力がまだまだ隠されているんです。

今回はそんなブロッコリーの魅力を、栄養素や特徴、効能とともに、主婦歴18年のママライター、猫山メイコと一緒に解説していきます。

ライター/猫山メイコ

主婦歴18年のママライター。野菜を使ったアレンジレシピが得意。「家族にできるだけ健康的な料理を!」をモットーに日々奮闘する傍ら、カフェや保育園でも調理の仕事を担当。この経験を生かして、食にまつわる様々な知識や疑問を、わかりやすく紹介・解説していく。

ブロッコリーのお気に入りの食べ方は、ゆでたてをそのまま、マヨネーズで!少し固めが好み。

ブロッコリーの原産地って?日本にはどう伝わった?

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ブロッコリーは栄養満点の緑黄色野菜として知られていますよね。料理に映える綺麗な緑色が特徴で形も可愛くて、お弁当の彩りにもよく使われます。そして、味や香りにクセがなくほのかな甘みがあり食べやすいためどの年代にも人気です。

ここからは、ブロッコリーの基本情報として原産地や日本に普及した経緯を中心に迫っていきましょう。

原産地は地中海沿岸

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ブロッコリーの原産地は地中海沿岸。古代ローマ時代には野菜として栽培され食されていたようです。16世紀にイタリアやフランスで栽培が行われました。そして1920年代にはイタリア移民によってアメリカ・カルフォルニア州で本格的に栽培がスタート。このようにしてブロッコリーは世界に広がっていったんですね。

日本には、いつ入ってきたの?

ブロッコリーはイタリアで改良されてヨーロッパ中に広がり明治時代に日本に伝わりました。しかし、当時は観賞用とされていたようで普及しなかったそうです。

第二次世界大戦後、本格的に栽培が始まり消費が拡大しました。そして昭和50年代、健康的な食生活に関心が集まると栄養価が高いブロッコリーが注目され食用として広まったようです。別名「イタリアン・ブロッコリー」、和名は「メハナヤサイ」「ミドリハナヤサイ」と呼ばれています。

キャベツの仲間?

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ブロッコリーは花蕾(からい)と呼ばれるつぼみの部分を食用とするキャベツの一種が品種改良されて、現在の姿になったとされています。そう、キャベツの仲間なんです。ブロッコリーの先端を包む葉を見るとキャベツとかなり似ていることがわかりますね。

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