JavaScriptとPHPの違いとは?仕組みや特徴もプログラマーがわかりやすく解説
JavaScriptとPHPを比べてみよう!
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JavaScriptはフロントエンド、PHPはバックエンドで動くことをご紹介しましたが、他には何が違うのでしょう。続いて、共通点や違いといった特徴を見ていきます。
JavaScriptとPHPの共通点は?
共通点は2つあります。1つはどちらもWebアプリのために作ったものです。もう1つは書いたものがそのまま動くことになります。
そのまま動く、とはどういうことでしょう。プログラムは人間にわかりやすい文章のようなもの、ソースコードを書きます。コンピュータはこのソースコードを見ても実行できないので、それをコンピュータにわかるプログラムに変換するのです。
CやJavaというプログラミング言語は、ソースコードを事前にプログラムに変換してから動かします。一方、JavaScriptやPHPは、ソースコードをプログラムに変換しながら実行するのです。同時通訳を想像するとわかりやすいかもしれません。
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共存も可能、どう使い分ける?
JavaScriptはフロントエンド、PHPはバックグラウンド、と動くところが違うので共存も可能です。フロントエンドとバックエンドのどちらでするものかを考えて使い分けることになります。
データを探したり、登録したりということはバックエンドですることなのでPHPを使うのです。それ以外のサーバーに送る前にチェックするものや、サーバーから送った情報の見栄えを整えるのはフロントエンドであるJavaScriptを使います。何か操作するごとにデザインや装飾、レイアウトが変わるページがありますが、それらもJavaScriptが使われているのです。JavaScriptを使うことで、動きのあるWebアプリになります。
サーバーは多くの人がアクセスするので骨組みだけをブラウザに送り、ブラウザで細かいデザインや装飾を整えて表示するといった役割分担をしているのです。
最近はJavaScriptをフロントエンドだけでなく、バックエンドでも使うようになってきました。なぜなら、1つのプログラミング言語で両方扱うことができた方が覚えることが少なくて済みますよね。でも、まだまだ使い分けることが多いです。
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