新しく炊飯器を買おうと電気屋に行ったはいいものの、「マイコン炊飯器」と「IH炊飯器」でどちらが良いのか迷ってしまった経験はないか?マイコン炊飯器とIH炊飯器は主に機能に違いがあるようです。機能の他にもマイコン炊飯器とIH炊飯器のもつ特徴や、どちらがお米を美味しく炊けるのかといったことを家電マニアのモトキと一緒に解説していきます。

ライター/モトキ

雑誌やテレビなどから家電の情報を収集するのが好きな家電製品マニア兼ライター。これまで培ってきた家電の知識をふんだんに記事に盛り込み分かりやすく紹介していく

マイコン炊飯器とIH炊飯器の違い

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炊飯器には大きくマイコン炊飯器とIH炊飯器の2種類がありますが、皆さんはの違いはご存知でしょうか。マイコン炊飯器とIH炊飯器の違いをざっくりいうとお米の炊き方に違いがあります。具体的にどのような違いがあるのかを詳しくみていきましょう。

マイコン炊飯器:釜の底のヒーターで加熱

そもそもマイコン炊飯器とはどのような炊飯器なのか知らない人も中にはいるのではないでしょうか。マイコン炊飯器の仕組みについて簡単に解説していきます。マイコン炊飯器は釜の底の部分にヒーターを搭載しているモデルのもの。釜の底にあるヒーターで釜を熱してお米を炊く仕組みとなっています。

釜の底にヒーターがあるため熱が均等に伝わりづらく、お米を3合以上炊こうとすると炊き加減にムラができてしまったり、釜の底部分のご飯がカピカピになりやすかったりするデメリットもあるため注意が必要です。

IH炊飯器:IH(電磁誘導加熱)で全体的に加熱

続いてIH炊飯器はどのような仕組みのものなのかをみていきましょう。IH炊飯器は電磁誘導加熱で釜全体を加熱することができるモデルです。マイコン炊飯器と違って火力も強いのが特徴で、お米を炊く際もムラなく炊くことができます。

\次のページで「違いその1:特徴」を解説!/

違いその1:特徴

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それではマイコン炊飯器とIH炊飯器の特徴にはどのような違いがあるのかを確認してみましょう。

マイコン炊飯器:コストパフォーマンスが高い

それではマイコン炊飯器の特徴を見ていきましょう。マイコン炊飯器の一番の特徴は、なんといってもコストパフォーマンスが高いことです。具体的にご紹介すると、

1.炊飯時の消費電力が少ないため電気代があまりかからない。
2.炊飯器の中ではマイコン炊飯器が1番価格が安く買いやすい
3.見た目もコンパクトなものが多いため置き場所を取らない

などの特徴を持っています。マイコン炊飯器はIH炊飯器と比べてしまうと性能が低く感じるかもしれませんが、単体で見ればお米を炊く性能は問題なく使えるもので、炊き上がりのご飯の質も決して悪いわけではありません。

マイコン炊飯器は炊飯時の機能などにこだわりが少なく、購入価格や電気代などのコストを低くしたいといった方や一人暮らしをしている方におすすめのタイプとなっています。

IH炊飯器:お米を美味しく炊ける機能が多い

続いてIH炊飯器の特徴を見てみましょう。IH炊飯器の特徴はなんといってもお米を美味しく炊ける機能が多いことが挙げられます。これらの機能はメーカーや価格帯に左右されてしまいますが、

\次のページで「違いその2:価格」を解説!/

1.内釜の素材に鉄や炭を使用していたり仕様が土鍋のようになっていたりとお米を美味しく炊くための工夫が施されている。
2.お米を炊く際に「硬め」「やわらかめ」といった好みの炊き加減を設定できる。メーカーによってはもっと細かく設定できるものも。
3.温度管理も設定することができ、白米だけでなく雑穀米や玄米なども簡単に炊ける。
4.お米の銘柄によって炊き方を選択できるモデルも。

などといった特徴を持っています。「ここまで高機能が揃っているならもうIH炊飯器買えばいいじゃん!」という方もいらっしゃると思いますが、IH炊飯器にはメリットばかりではなくデメリットも

1.機種や機能、メーカーによっては価格が高いモデルもある。
2.様々な機能がついている故に消費電力が大きく電気代がかかってしまう
3.見た目も大きく重量も重いため扱いづらい。

などといったデメリットもあります。IH炊飯器を選ぶ際には今紹介したデメリットも考慮しつつ検討してみてくださいね。

違いその2:価格

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それではマイコン炊飯器とIH炊飯器の価格はどれくらい違うのかそれぞれ比較してみていきましょう。

\次のページで「マイコン炊飯器:5000円〜1万円」を解説!/

マイコン炊飯器:5000円〜1万円

マイコン炊飯器は、5000円〜1万円ほどで購入できる炊飯器です。炊飯器の中でもマイコン炊飯器は1番価格帯が低いのが特徴であるため、炊飯器にあまりお金をかけたくないと思う方は検討してみてくださいね。

IH炊飯器:1万円〜13万円

続いてIH炊飯器の価格帯もみていきましょう。IH炊飯器は1万円〜13万円ほどで購入可能です。IH炊飯器は価格帯に幅がありますが価格の低いモデルと価格の高いモデルでは、内釜の質であったりお米を炊く際の機能が豊富であったりなどと違いがあります。IH炊飯器の購入を検討する際には、予算とIH炊飯器が備えている機能に着目してみてください。

炊飯器を購入する際は優先順位で考えよう

炊飯器を購入する際はあなたが何を重視するかで考えてみてください。コストを低くしたいのであればマイコン炊飯器を。美味しいご飯が食べたいならIH炊飯器といったように選べば買った後に悔いることもなくなりますよ。ぜひ参考にしてみてください。

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雑学

3分で分かる!マイコン炊飯器とIH炊飯器の違いとは?美味しく炊けるのはどっち?特徴や価格も家電マニアが詳しくわかりやすく解説!

新しく炊飯器を買おうと電気屋に行ったはいいものの、「マイコン炊飯器」と「IH炊飯器」でどちらが良いのか迷ってしまった経験はないか?マイコン炊飯器とIH炊飯器は主に機能に違いがあるようです。機能の他にもマイコン炊飯器とIH炊飯器のもつ特徴や、どちらがお米を美味しく炊けるのかといったことを家電マニアのモトキと一緒に解説していきます。

ライター/モトキ

雑誌やテレビなどから家電の情報を収集するのが好きな家電製品マニア兼ライター。これまで培ってきた家電の知識をふんだんに記事に盛り込み分かりやすく紹介していく

マイコン炊飯器とIH炊飯器の違い

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炊飯器には大きくマイコン炊飯器とIH炊飯器の2種類がありますが、皆さんはの違いはご存知でしょうか。マイコン炊飯器とIH炊飯器の違いをざっくりいうとお米の炊き方に違いがあります。具体的にどのような違いがあるのかを詳しくみていきましょう。

マイコン炊飯器:釜の底のヒーターで加熱

そもそもマイコン炊飯器とはどのような炊飯器なのか知らない人も中にはいるのではないでしょうか。マイコン炊飯器の仕組みについて簡単に解説していきます。マイコン炊飯器は釜の底の部分にヒーターを搭載しているモデルのもの。釜の底にあるヒーターで釜を熱してお米を炊く仕組みとなっています。

釜の底にヒーターがあるため熱が均等に伝わりづらく、お米を3合以上炊こうとすると炊き加減にムラができてしまったり、釜の底部分のご飯がカピカピになりやすかったりするデメリットもあるため注意が必要です。

IH炊飯器:IH(電磁誘導加熱)で全体的に加熱

続いてIH炊飯器はどのような仕組みのものなのかをみていきましょう。IH炊飯器は電磁誘導加熱で釜全体を加熱することができるモデルです。マイコン炊飯器と違って火力も強いのが特徴で、お米を炊く際もムラなく炊くことができます。

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