
VGAとHDMIの違い!画質がいいのはどっち?特徴や見分け方も現役エンジニアがわかりやすく解説
「VGA」:トゲトゲでネジがついている

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「VGA」は接続規格として「D-sub」に該当すると説明しましたね。この「D-sub」規格はピンがむき出しで、目に見えてトゲトゲしているんです。また「D-sub」規格はピン部分の左右にネジがついています。これは通電中に抜けたりしないように機器に固定するためのものです。
つまり「D-sub」規格である「VGA」はピンがトゲトゲで、ネジがついているものになります。
「HDMI」:スリムでネジがついていない

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「HDMI」プラグの断面には、「VGA」のようにピンが目に見える形で飛び出していません。そして固定用のネジもついていません。これは「VGA」よりも「HDMI」が軽くてスリムなことに由来しています。「VGA」はプラグも大きくケーブルも重いのでグラグラしがちですが、「HDMI」はネジがなくても安定して差し込め、カンタンには抜け落ちません。
画質がいいのはどっち?

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「VGA」と「HDMI」の見分け方がわかったところで、気になることはやはり画質の違い。これから機器を購入しようとしている方にとっては、できればよりキレイに映るケーブルを選びたいですよね。ここではより画質がいいケーブルがどちらなのかを解説していきます。
「HDMI」の方がキレイに映る!
結論から言えば「HDMI」の方がキレイに映ります。
パソコンやモニターといったデジタル機器でアナログ信号をやりとりするにはデータを圧縮する必要があり、圧縮されたデータを元に戻す際にデータの欠損が起こってしまうんです。またアナログ信号は送受信中にも欠損が発生します。つまりケーブルの長さや品質によって画質が変わってしまうんです。デジタル信号の「HDMI」はそのようなデータの欠損がないため画質の劣化が起こりません。
また最大で表示できる解像度も「VGA」がフルHD(1920×1080)なのに対し、「HDMI」は4K(3840×2160)と大きな差があります。
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