端的に言えば足を取られるの意味は「動けなくなる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
多くの学術書を読み、豊富な知識をもつハヤカワを呼んです。一緒に「足を取られる」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/ハヤカワ
学術書を中心に毎年100冊以上の本を読む、無類の本好き。人にさまざまな影響を与える言語、それ自体に強い興味をもち、言葉の細やかな表現にも並々ならないこだわりをもっている。
「足を取られる」の意味や語源・使い方まとめ
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それでは早速「足を取られる」の意味や語源・使い方を一覧でご紹介していきます。またその他「足を取られる」は分類としては日本語の慣用句であるという点も抑えておきましょう。
「足を取られる」の意味は?
「足を取られる」というキーワードを辞典・辞書・事典、ネット上の無料データベースサービス「コトバンク」で用語検索してみると、次のような記載があります。こちらの引用をまず確認していきましょう。
1.金が不足して動けなくなる。
2.酒量が過ぎて酔いがまわって歩けなくなる。
3.交通機関の故障などで、それを利用できず、立往生する。
4.足の自由を奪われる。障害物などにじゃまされて、歩行がみだれる。順調な進行がさまたげられる。
出典:精選版 日本国語大辞典「足を取られる」
「足を取られる」は金が不足して動けなくなる・酒量が過ぎ酔いで歩けなくなる・交通機関の故障等で立往生する・足の自由を奪われることを意味する慣用句です。4種類の意味をもった言葉となっているため、どの意味で使われているのか、見聞きした際は前後の文脈に注意して読み取るようにしていきましょう。
どの意味においても、動けなくなるという意味が共通しています。「足を取られる」は書籍・新聞等の文章中のほか、時折口語においても使用されている言葉です。この機会に「足を取られる」の意味・用法を確認しておき、自身の語彙力を高めていきましょう。
「足を取られる」の語源は?
次に「足を取られる」の語源を確認しておきましょう。残念ながら「足を取られる」の語源は現在はっきりとはしていません。「足を取られる」の語源ははっきりとはしていないと覚えておきましょう。また語源とあわせて「足を取られる」がいつ頃から使われだした言葉なのかという点についても確認しておきましょう。
1918年の葛西善蔵・子をつれてでは「泥沼に脚を取られたやうに」として、この言葉が登場しています。こちらの点から「足を取られる」は古くから現在と同様の意味で使われていたことが分かりますね。こちらの点についても、あわせて確認しておきましょう。
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