
その2「手が掛かる」:世話が焼ける
「手が掛かる」は世話が焼ける・手で掴んだ状態になる・情交関係になるという意味をもった言葉です。こちらも世話に関する意味をもっており、似た意味をもった類義語となっています。「手に掛かる」と字面が非常によく似た言葉となっていますが、意味が異なるため注意しましょう。
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その3「手掛ける」:自ら物事を行う
「手掛ける」は自らその物事を行うこと・心をこめて世話や指導をすることを意味する言葉です。こちらも世話に関する意味をもっており、「手に掛かる」と似た意味をもった類義語となっています。こちらも字面のよく似た言葉となっていますが、意味が異なるため注意しましょう。
その4「取扱(とりあつかい)」:物事を処理する
「取扱」は物事を処理すること・世話をすること・仲裁や仲直りさせることを意味する言葉です。こちらも世話に関する意味をもっており、「手に掛かる」と似た意味をもった類義語となっています。細かい意味に違いがあるため、意味の違いに注意して使い分けていきましょう。
その5「処分」:物事の取り扱い方を決める
「処分」は物事の取り扱い方について取り決めること・処罰を与えること等を意味する言葉です。こちらも取り扱いに関する意味をもっており、「手に掛かる」と似た意味をもった類義語となっています。他に自分の財産を譲渡することや、不要な物や余分な物を始末することも表すなど、意味の違いに注意しましょう。
「手に掛かる」の対義語は?

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つづいて「手に掛かる」の対義語についても確認していきましょう。「手に掛かる」には明確に対義語とされている語はありません。しかしその意味から連想してみると次の単語が思い浮かびます。
「放置(ほうち)」:処置をせずそのままにする
「放置」は施すべき処置をせずにそのままにすること・置きっぱなしにすることを意味する言葉です。「手に掛かる」が直接取り扱われること・世話を受けること等を意味していたのに対し、こちらは処置されず放っておくことを意味しています。対義語としてこちらも覚えておきましょう。
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