
「手に掛ける」の類義語は?違いは?

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続いて「手に掛ける」の類義語・違いについて確認していきましょう。「手に掛ける」の類義語をいくつかピックアップしました。関連するよく似た表現との違いを確認することで、「手に掛ける」という言葉の機能をより深く理解することができます。
その1「手を下す(てをくだす)」:直接自分で行う
「手を下す」は直接自分で行う・着手することを意味する言葉です。こちらも自分で行うことを意味する言葉となっており、「手に掛ける」とよく似た意味をもった類義語となっています。こちらは他に着手することなども表す言葉となっているため、意味の違いに注意して使い分けていきましょう。
その2「手塩に掛ける(てしおにかける)」:手ずから世話をすること
「手塩に掛ける」は手ずから世話をすることを意味する言葉です。こちらも自分で世話をすることを意味する言葉となっており、「手に掛ける」と似た意味をもった類義語となっています。こちらは自分で行うこと・自分で手を下すことといった意味はない点に注意しましょう。
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その3「世話」:面倒を見ること
「世話」は面倒を見ること・尽力すること等を表す言葉です。こちらも他人の面倒を見ることを意味する言葉となっており、「手に掛ける」と似た意味をもった類義語となっています。自分で行うことや、自分の手で殺すことといった意味は持っていない点に注意しましょう。
その4「仕留める」:狙った敵を確実に殺すこと
「仕留める」は狙った敵・獲物などを確実に殺すことを意味する言葉です。こちらも殺すことを意味している言葉となっており、「手に掛ける」と似た意味をもった類義語となっています。自分で行うこと・世話をすることといった意味は、こちらの言葉にはない点に注意しましょう。
その5「手掛ける」:自らその物事を行うこと
「手掛ける」は自らその物事を行うこと・心をこめて世話をすることを意味する言葉です。こちらも自ら行うことや世話をすることといった意味をもっており、「手に掛ける」と似た意味をもった類義語となっています。自分の手で殺すという意味はない点など、違いに注意して使い分けていきましょう。
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