
エレキギターのテレキャスとストラトの違いとは?初心者にはどっちがおすすめ?音の違いや構造も元バンドマンがわかりやすく解説

聴き比べてみると、特徴の違いがよくわかるな。俺にはテレキャスはチャキチャキ聞こえるぞ。ストラトは歪んだり甘くなったり、バリエーションが多そうだ。
違いその2:ピックアップの数

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ギターのボディについている、点が並んだ横長のパーツがピックアップです。ピックアップとは弦の音を拾うマイクのようなもので、これがないとアンプから音は鳴りません。ピックアップの数によっても、音は変わってきます。
テレキャス:2基
テレキャスには2基のピックアップが搭載されています。シングルコイルピックアップというピックアップが使われ、歯切れの良い音が出せるマイクが弦の下についているイメージです。
ストラト:3基
ストラトのピックアップは3基あり、すべてシングルコイルピックアップのものもあれば、2基はシングルで1基だけハムバッカーピックアップというものも。ハムバッカーとはシングルを2つ合わせて1つにしたもので、シングルよりもパワフルな音が出ます。
違いその3:コントロール
ギターにはピックアップの特性を調整できるコントロール部分があります。ボディの下の方についているツマミやスイッチのことです。トーンはピックアップのフィルター、セレクターはどのピックアップを使うか選ぶもの、と考えるとわかりやすいでしょう。
テレキャス:トーン1個+ボリューム+3点式セレクター
テレキャスのコントロール部分はとてもシンプルですね。トーンをフルにするとピックアップの特性が活きはっきりとした音に、0にするとフィルターがかかりモコモコした音になります。
カチカチと3段階に動くスイッチがセレクターです。ネック側のピックアップをA、ブリッジ側のピックアップをBとしてみてみましょう。セレクターをネック側に倒せばAが、中間で立たせればAとBが、ブリッジ側に倒せばBが音に反映されるという仕組みです。
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