
3分でわかるルーターとモデムの違い!ONUやハブ・見た目の違いも雑学好きライターがわかりやすく解説
ふだんこれらの機器に不慣れだと、どちらが「ルーター」でどちらが「モデム」だかわからないよな。
今回は現役エンジニアとしてこれらの機器の設置を行ってきたおおつけと一緒に解説していくぞ!
ライター/おおつけ
現役システムエンジニア兼ライター。知らない言葉は徹底的に調べるクセがあり、独自の単語帳を作っている。日々たくわえた広い知識を、わかりやすく紹介していく。
ルーターとモデムの違いとは?

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ITが専門分野の人でない限り、「ルーター」と「モデム」の違いを説明できない人がほとんどでしょう。多くの人が「どちらもインターネットを使うには必要な機器だとなんとなくわかるけど……」と思うはず。インターネットを使うのに必要という意味では正解ですが、この2つは行っている処理がまったく違うのです!
ここではまず「ルーター」と「モデム」それぞれの機能から説明していきます。
「ルーター」:ネットに接続するための通信機器
「ルーター」はその名の通り、「route:道筋」を決める通信機器です。ここでいう道筋とはインターネット上の目的地までの道筋。たとえば見たいWebサイトがある場合、そのサイトのインターネット上の住所までナビゲートしてくれるのが「ルーター」です。
そもそもインターネットとは「inter:相互」と「net:網」が合わさってできた言葉。コンピューター機器同士をつなぐ巨大な通信網のことです。インターネットには「ルーター」がルート検索をすることで接続できます。自動車で目的地に向かうときに、カーナビ設定をしてから公道に出るのと一緒ですね。
「モデム」:電気信号を変換する装置
「モデム」は「modulator:変調器」と「demodulator:復調器」が合体した言葉です。変調とは信号を変換すること、復調は変換された信号を元に戻すことを意味します。つまり信号を相互変換する機器ということですね。
ではなぜ「モデム」が必要なのでしょうか?それは自宅に届く信号がアナログ信号だから。日本では一般的に、電話回線やケーブルテレビ回線というアナログ信号回線が設置されています。なので「モデム」を介してコンピューター機器で使えるデジタル信号に変換する必要があるんですね。
ルーターとモデムの見分け方は?
「ルーターを確認してください」と言われても、自宅にある2つの機器のうちどちらが「ルーター」かわからない人も多いはず。似たような見た目をしているので困惑してしまいますよね。ではどうやって「ルーター」と「モデム」を見分けるのでしょうか?ここでは3つの見分け方をご紹介します。
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