

今回はそんな電子レンジとオーブンレンジの違いを、ざっくりした違いから確認しつつ、料理好きライター田嶋と一緒に解説していくぞ。
- 電子レンジとオーブンレンジのざっくりした違い
- 使える機能が違う
- 電子レンジの特徴
- (1)加熱方法:電波で加熱
- (2)価格:安価なものが多い
- (3)特に向いている人:複雑な機能がいらない人
- オーブンレンジの特徴
- (1)加熱方法:熱風循環方式や上下ヒーター方式
- (2)価格:高価なものが多い
- (3)特に向いている人:料理好き・こだわりたい人
- 電子レンジとオーブンレンジの選び方は?
- (1)大きさ・置き場所を確認する
- (2)扉の向きを確認する
- (3)必要な機能が搭載されているか調べる
- (4)テーブルのタイプをチェックする
- 機能によって使う容器にも注意が必要!
- (1)レンジ・オーブン・グリルで使用可能な容器:耐熱性ガラスなど
- (2)レンジ・オーブン・グリルで使用不可な容器:木製の器など
- (3)レンジで使用可能な容器:耐熱性プラスチック
- (4)オーブン・グリルで使用可能な容器:金属器など
- 電子レンジやオーブンレンジと似ている家電の特徴
- (1)オーブントースター:食材をこんがり焼ける
- (2)コンベクションオーブン:短時間でムラなく熱を通せる
- (3)スチームオーブンレンジ:温めでもしっとりした仕上がりに
- 電子レンジとオーブンレンジの違いは機能にあり!
この記事の目次

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/田嶋あこ
料理するのも食べるのも大好きなWebライター。気になった食材や調味料を積極的に取り入れて、様々な料理にチャレンジ中。日頃の調理経験を活かして違いを詳しく解説していく。
電子レンジとオーブンレンジのざっくりした違い

image by iStockphoto
お家にあると便利な電子レンジやオーブンレンジ。どちらも食材に熱を加える家電です。用途だけでなく見た目も似ているため、違いがあまりわからないという方も多いのではないでしょうか?そんな方のために、まずはざっくりした違いを解説していきます。
使える機能が違う
電子レンジとオーブントースターのざっくりした違いは、搭載している機能です。電子レンジはお惣菜などの料理や食材を温めたり、冷凍食品などを解凍できる機能がついています。レンジ機能は基本的に温めるのみとなりますが、レンジ利用可能なシリコンスチーマーなどを使えば、食材を蒸すことも可能です。
一方オーブンレンジはレンジ機能に加え、生の食材も焼いて調理ができるオーブン機能やグリル機能もついているのが特徴。ローストチキン・グラタンなどの本格的な料理、パン作り・クッキーやケーキなどのお菓子作りまで様々な使い方ができます。
電子レンジよりもオーブンレンジの方が用途の幅が広い家電だといえるでしょう。
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電子レンジとオーブンレンジのざっくりとした違いは、搭載している機能。電子レンジは温めができるレンジ機能のみで、オーブンレンジはレンジ機能だけでなく焼き料理も可能なオーブン・グリル機能も搭載している。他にどんな違いがあるのか、次の章でそれぞれの特徴をチェックしていくぞ。
電子レンジの特徴
既に完成した料理や食材を温めることがメインの機能である電子レンジ。機能以外にオーブンレンジとどんな違いがあるのか気になりますよね?ここでは加熱方法など、より詳しく電子レンジについてご紹介していきます。
(1)加熱方法:電波で加熱
電子レンジはマイクロ波と呼ばれる電波を利用して、食べ物を加熱しています。仕組みとしては、食材に含まれる水分をマイクロ波で振動させ、動いた水分子の摩擦によって熱を発生させるというもの。火や熱源(ヒーターなど)を直接食材に当てている訳ではありません。
マイクロ波と水分の働きで温められていることもあり、レンジにかける時間が長いと食材が固く食感もパサパサになることがあります。
料理のレシピで「ラップをかけてレンジに入れる」というような指示を見かけますが、加熱時に食材の水分が逃げることを防ぐためだと言うことがわかりますね。
(2)価格:安価なものが多い
温める機能だけを搭載した電子レンジは、単機能電子レンジと呼ばれます。機能がシンプルな家電のため、相場も5000円〜10,000円程度とオーブンレンジに比べて価格は安めです。安価な点もですが、サイズもコンパクトなものが多いといのも魅力の一つ。大きな家電を置くスペースがない方や、一人暮らしの方にも人気があります。
(3)特に向いている人:複雑な機能がいらない人
電子レンジは「温められたらそれでいい」という方におすすめです。自炊よりもスーパーやコンビニでご飯を買ってくることが多い方、外食やデリバリーが好きな方などに向いています。
最近では、レンジでパスタやラーメンを茹でられる商品なども販売されているため、以前より電子レンジで作れる料理は多いです。電子レンジ自体も10,000円以下で購入できるものも多いため、一人暮らしの学生さんにもおすすめできます。
オーブンやグリル機能はあっても使う機会がほとんどなく、手軽に使用したいという方はチェックしてみてください。
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オーブンレンジの特徴
オーブンレンジは食材を温めるレンジ機能だけでなく、焼き料理や蒸し料理ができるオーブン・グリル機能もついています。どんな方法で加熱しているのかなど、オーブンレンジについても詳しくチェックしていきましょう。
(1)加熱方法:熱風循環方式や上下ヒーター方式
オーブンレンジの主な加熱方法は、熱風循環方式と上下ヒーター方式の2種類です。それぞれの特徴をみていきましょう。
熱風循環方式
・加熱方法:ヒーターで発した熱をファンで循環させる
・ポイント:庫内が満遍なく熱されるため、よりムラがなく均一に熱が通る
上下ヒーター方式
・加熱方法:ヒーターの熱を食材に直接当てる
・ポイント:熱風循環方式のものよりも安価な場合が多い
価格がお手頃なオーブンレンジは、上下ヒーター式のタイプであることが多いです。熱風循環方式を取り入れているオーブンレンジは、コンベクションという機能が搭載されています。またオーブンレンジの扉を開けるとファンが見えるので、見分ける手がかりにしてみてください。
(2)価格:高価なものが多い
オーブンレンジは様々な機能を搭載しているため、電子レンジよりも高価である場合がほとんどです。相場は15,000〜30,000円程度。その中でも上下ヒーター方式のものが安く、熱風循環方式のものは高い傾向にあります。
また電子レンジよりサイズも大きめな商品が多いため、購入を検討している方は置き場所もしっかりと確保しておくことがおすすめです。
(3)特に向いている人:料理好き・こだわりたい人
オーブンレンジは単機能電子レンジと比べて、使い方の幅がグッと広がります。料理が好きな方はもちろん、買ってきたお惣菜などをより美味しく食べたいというこだわりがある方にもぴったりです。
揚げ物をサクッと温められる機能などもあるため、時間のあるときに揚げて食べる直前にオーブンレンジで温めるなど、筆者もよく利用しています。オーブンやグリル料理は、ササッと下ごしらえした後はオーブンレンジにお任せできるレシピが多いのもポイントです。
これから自炊を頑張ろうかなと思っている方もぜひチェックしてみてください。

電子レンジとオーブンレンジは機能だけでなく、加熱方法や価格にも違いがあるとのことだ。どちらを購入するか悩んでいる人がいたら、自炊の頻度・価格・料理に対する意欲で決めてみるといいだろう。次は電子レンジやオーブンレンジを選ぶ際に重要なポイントを見ていくぞ。
電子レンジとオーブンレンジの選び方は?

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この記事を読んでいる方の中には、電子レンジやオーブンレンジの購入を検討している方もいらっしゃると思います。購入する際、どんなことに注意すればいいのかポイントをチェックしていきましょう。
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