「退社」と「退職」の違いとは?履歴書にはどちらを書く?意味や使い分けも文学部卒のライターがわかりやすく解説
辞める時に勤務先に提出するのは「退社願」?「退職願」?
勤務先に仕事を辞めたいと意思表示する場合に提出するのは「退職願」で構いません。「労働契約の解除(退職)をお願いする」という意味です。退職する日付の記載を忘れないようにしましょう。
辞める予定日の1~2ヶ月前までに、直属の上司に手渡しをするのがマナーだということです。企業によっては、メールや郵送で提出する決まりがあるところも。一度、就業規則を確認してみましょう。
ちなみに「退職届」は退職が決定した後に企業に出す書類のことです。「退職願」だけで構わないところもあります。会社規定の用紙が用意されていたり、人事部などの特定の部署に提出先が決められていたりすることも。直属の上司に確認のうえ、届け出をしましょう。
履歴書に記入するのは「退社」?「退職」?
転職をする際に、履歴書や職務経歴書などを必要とする企業がほとんどですね。特に決まりはありませんが、「退社」には会社から帰るなどの意味があり間違えやすいので、やはりどのような職業の人も使える「退職」が望ましいとされています。
「退職」の理由を履歴書に書く時は?
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「退職」の理由によっては、履歴書の職歴欄に表現を変えて記載する必要があります。転職の面接でも、退職の理由を聞かれることが多いです。矛盾のないように注意して記入しましょう。
その1.一身上の都合により退職
「一身上の都合により退職」とは、会社の事情に関係なく自分自身の個人的な事情で仕事を辞めたという意味。退職する理由としては最も多いのではないでしょうか。「どうして退職されたのですか?」と質問された場合、ネガティブな理由(人間関係が理由・仕事が合わなかったなど)で辞めた時には、オブラートに包むとよいかもしれませんね。「一身上の都合により退職」には以下のような例があります。
1.結婚のため退職した
2.学びたいことができて進学した
3.自分の病気のため、もしくは家族の介護のため
4.上司や先輩、同僚と気が合わない
5.希望とはかけ離れた仕事内容
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