3分でわかる「瀑布」と「 滝」の 違いとは!日本三大瀑布はどこにある?絶景写真集にハマった文学部卒ライターがわかりやすく解説
その2.音止の滝
音止の滝(おとどめのたき)は静岡県富士宮市にある、水の流れが豪快で音量が大きい滝です。源頼朝が催した富士の巻狩りの時に、曽我兄弟が親の仇である工藤祐経を討つ相談をしていたそう。滝の轟音で互いの声が聞き取れず、神に願ったところ滝の音が止んで無事に仇討ちができたのが名前の由来となっているようです。
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その3.白糸の滝
白糸の滝(しらいとのたき)は先ほど紹介した音止の滝の隣にあります。白い糸が細く流れる様子が優美な滝で、音止の滝とは対称的。岩のすき間から富士山の湧き水が流れ出ていて、透き通っていてとてもきれいなんですよ。源頼朝が富士の巻狩りの際に下記の歌を詠んだという伝説もあります。
この上に いかなる姫や おはすらん おだまき流す 白糸の滝
「滝」は全般的「瀑布」は滝の種類の1つ
「滝」は2種類の「早瀬」と「瀑布」をひっくるめて全般的に使えます。一方、瀑布は滝の一種です。しかし、現在では早瀬を別個に扱い、瀑布と滝と同じような意味で使うようになってきたため、両者の意味はほとんど変わりなくなってきています。