3分でわかる「瀑布」と「 滝」の 違いとは!日本三大瀑布はどこにある?絶景写真集にハマった文学部卒ライターがわかりやすく解説
「滝」の意味と使い方
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「滝」は本来、川の流れの急な斜面を流れる水を「たぎ」や「たぎつせ」と呼んだことからきています。水が沸騰するように勢いよく流れ出るところを「たぎる」といいました。現在の滝のイメージとどこか違うような感じがしますね。
「滝」の意味
「滝」には大きく分けて2種類。急勾配の所を勢いよく流れる水は「早瀬(はやせ)」、高い所から直接落下するのは「瀑布」と呼ばれています。ただし、近年では瀑布と滝を同じように使い、早瀬と区別して使うような傾向があるようです。現代では「滝」と「瀑布」の違いがわからなくても仕方がない一面がありますね。
「滝」の使い方
「滝」の使い方について、例文をあげてみていきましょう。
1.滝は古来から神聖視されて、滝を登った鯉は龍になるという伝説があるそうだよ。
2.滝の水が落ちて、深くけずられた部分は滝壺という。
3.瀑布と同様に滝も夏の季語だ。
「滝」を「たる」と読むのはなぜ?
静岡県河津町は河津桜で有名な観光地で、7つの滝があることでも有名です。総称して「河津七滝」、読みは「かわづななだる」。「滝」であるのに、「たる(だる)」と読むのはなぜでしょうか。一説によると、滝が「水が垂れる(たれる)」ように見えたので「垂水(たるみ)」と呼んでいたからではないかといわれています。
ちなみに、7つの滝のうちの1つ「初景滝(しょけいだる)」には、川端康成の代表作『伊豆の踊り子』のブロンズ像がありますよ。
ライター厳選!おすすめの滝はここだ!
最後に、ライター・海辺のつばくろが好きな滝を3つご紹介します。
その1.浄蓮の滝
浄蓮の滝(じょうれんのたき)は静岡県伊豆市にあるコバルトブルーの水が美しい滝です。夏の暑い時期でも、水しぶきがかかってとても涼しく感じますよ。森に囲まれているので、マイナスイオンもたっぷり!清々しい気分になれます。『天城越え』の歌詞でも有名ですね。
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