
(3)調理後:水気を飛ばし切ることが重要
鉄フライパンもとてもサビやすい調理道具です。またできるだけ洗剤を使わないようにするためにも、調理後は早めに洗うことが大切になってきます。以下の方法で片付けましょう。
(1)温かいうちにたわしやササラで擦りながらお湯(またはぬるま湯)で洗う。
(2)拭いた鉄フライパンを中火にかけて水分をしっかり飛ばす。
(3)キッチンペーパーなどで薄く油を塗る。
スキレットや鉄フライパンのよくある疑問を解決!

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ここではネットなどで見かけることが多い、スキレットと鉄フライパンに関する疑問について解説していきます。気になる方はチェックしてみてくださいね。
スキレットはフライパン代わりになる?
スキレットもフライパンと同じくらい多くの調理方法が可能な道具です。ただ、重さがネックとなってフライパンのように使うことが難しい場合もあります。
例えばチャーハン。スキレットは重いので、商品の大きさや使う人によってフライパンのように振りながら炒めることは困難です。ただお肉を焼いたりする分には、一般的なフライパンよりジューシーに焼き上がることも。作る料理によって代用できるかどうかが変わる道具と言えるでしょう。
キャンプに持って行くならどっちが便利?
もともとスキレットは、直火料理に適した鉄フライパンの代用品という立ち位置で、キャンプ好きの方々などに愛用されていたものです。耐熱性に優れているため、火の調節が難しいシーンでも活躍してくれます。鉄フライパンより価格が安いものも多く、雰囲気もでるのでキャンプにはもってこいです。
ただ鉄フライパンがダメというわけではありません。鉄フライパンの方がサイズが大きくても軽い商品も多いので、少しでも荷物を軽くしたい方にはおすすめです。
作れる料理にあまり差はないので、好みで選んでも問題ないでしょう。
南部鉄器と鉄フライパンの違いは?
南部鉄器とはそもそもフライパンだけを指す言葉ではありません。岩手県の盛岡市あたりで作られる、鉄製の道具のことを指す総称です。日本の伝統工芸の一つで、フライパンだけでなく鉄瓶や鍋など様々な製品が作られています。
南部鉄器のフライパンの大きな特徴は、砂型という特殊な加工が施されているという点。一般的な鉄フライパンよりも油なじみがよく、焦げ付きにくいメリットがあります。
価格は高めですが丈夫で使えば使うほど味が出てくるフライパンは、ファンも多いです。料理好きで道具にもこだわりたいという方は、チェックしてみてください。
違いを活かして使い分けてみよう!
スキレットと鉄フライパンは、鋳造・鍛造と製造方法に違いがあります。厚みや重さも異なるため、適した料理にも違いが。
熱々のまま食べたい料理や、じっくり火を通したい料理にはスキレットを。炒め物など手軽な料理や、素早く火を通したい料理は鉄フライパンを使うのがおすすめです。
スキレットは価格が比較的安価なので、試しに購入してみるのもいいでしょう。調理してそのまま食卓に出すとカフェのようなオシャレな雰囲気を楽しめますよ。それぞれの違いを活かして、料理や目的によって使い分けてみてください。