
3分で簡単グラハム・ベルの功績!日本にもゆかりがある?電話を発明した偉人について理系学生ライターが徹底わかりやすく解説
ベルは19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍した発明家です。彼の発明品の中で最も有名なものは電話です。そして、電話の発明に関するエピソードの中では、2人の日本人が登場します。つまり、ベルには発明家という側面だけでなく、親日家という側面も存在する。この記事の中ではベルがどのような人生を送り、その中でどのような発明を残したのかを詳しく解説していきます。ぜひこの機会に、「グラハム・ベルの功績」についての理解を深めてくれ。
塾講師として物理を高校生に教えていた経験もある通りすがりのぺんぎん船長と一緒に解説していきます。

ライター/通りすがりのペンギン船長
現役理系大学生。環境工学、エネルギー工学を専攻しており、物理学も幅広く勉強している。塾講師として物理を高校生に教えていた経験から、物理の学習において、つまずきやすい点や勘違いしやすい点も熟知している。
ベルの人物像を知ろう!

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皆さんは、グラハム・ベルという人物をご存じでしょうか?世間的な知名度は決して高くありませんが、実は電話を発明した人物がベルなのです。上記の写真は、ベルの名前と電話のイラストが載った記念切手ですよ。現代を生きる私たちにとって、電話がない暮らしは考えられませんから、ベルの発見がいかに偉大なのかを理解できますよね。
この記事では、ベルがどのような経緯で電話を発明したのか、その電話はどのような仕組みだったのか、といった点を深掘りしていきます。また、ベルは日本にゆかりのある人物ですので、それに関連するエピソードもご紹介しますね。最初は、ベルがどのような人生を送ったのかを知り、彼の人物像を明らかにしていきます。
ベルの生い立ち
1847年にベルはスコットランドで生まれました。ベルは幼いころから好奇心が旺盛で、植物標本作りや実験を楽しんでいたようです。また、ベルの母が聴覚障がいをもっていたこともあり、彼は音響学や発音法について独学をしていましたよ。
また、ベルの発明家としての才能を持っていたことを実感できる幼少期のエピソードもあります。父が製粉所を営んでいる友人のために、ベルは脱穀機を発明したのです。この脱穀機は非常に便利だということで気に入られ、数年間使われたそうですよ。
発明家としての活躍

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ベルは成年後に北アメリカ大陸へと渡り、その後ボストン大学で発声生理学と弁論術を扱う教授となります。そのころ、ベルは音を遠くに伝送させる方法の研究をはじめます。これが後に電話機の発明につながるのです。
また、ベルは電話機以外にも、フォトフォン(光電話)・金属探知機に関する研究を行っており、それらの分野における実績を数多く残していますよ。このような実績が認められて、ベルにはボルタ賞やエジソンメダルが授与されているのです。
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