3分でわかる「消耗品」と「備品」の違い!会計処理や減価償却も会計事務所職員がわかりやすく解説
ライター/早坂佳歩
会計事務所に勤務しながら、副業webライターとして活動している。パン職人や営業アシスタントの経験もあり、様々な分野の経験を活かして専門的な知識をわかりやすく解説していく。
「消耗品」と「備品」の違いって?
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消耗品も備品も、職場などでよく耳にしますよね。どちらも似たようなニュアンスで使っていることが多いかもしれませんが、これらには明確な違いがあるのです。
消耗品の定義
消耗品は、「取得価格が10万円未満かつ耐用年数が1年未満のもの」のことを言います。まさに消耗が早いものですね。筆記具やコピー用紙などの事務用品、ティッシュペーパーや電池などの日用品、机や電話などの機器什器、マウスやキーボードなどのパソコン用品が消耗品に区分されます。
その他にも、日常的に購入する多数のものが消耗品に該当するでしょう。セキュリティソフトを導入したときなど、無形のものも消耗品として計上します。
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備品の定義
備品は、「取得価格が10万円以上かつ耐用年数が1年以上のもの」のことを言います。業務・職場のための大きな買い物、というイメージでしょうか。パソコンや空調設備などの社内で使うものから、飲食店の陳列ケースや服飾店のマネキン、看板など様々なものが備品に区分されます。
物品によって区分されている訳ではないので、パソコンを8万円で購入したとしたら、備品ではなく消耗品で計上することができるのです。
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