この記事では、スマホメモリの容量の違いをみていきます。最近のスマホは年々進化していて、もはや小さなパソコンと言っても過言ではないよな。しかし、いざ新しいスマホを買ったはいいもののアプリが作動しなかったり動きが遅かったという経験はないでしょうか?
今回はスマホを選ぶ上で重要なメモリ容量について、毎年のようにスマホを買い換えるスマホオタクのとくじんと一緒に解説していきます。

ライター/とくじん

Androidスマホを長年愛用。スマホについて調べれば調べるほど、その奥深さに惹かれ気付けば毎年のようにスマホを購入するように。スマホ選びの大事な基準であるメモリの違いを分かりやすく解説していく。

スマホのメモリとは?

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スマホにはメモリというものが存在します。スマホの製品詳細で4GB/6GBといった数字を見たことはないでしょうか?これが内蔵メモリと呼ばれるものです。まずはスマホのメモリについて簡単に説明しましょう。

RAM:スマホの作業机

RAMとは、一時的に情報を記憶する装置のこと。一時的に情報を記憶することで、複数のアプリを起動させておくマルチタスクが可能になります。RAMのイメージとしては、ユーザーの操作に合わせてコンピューター(以下CPU)が選定した情報を置いておくための場所、つまりスマホの作業机です。RAMの容量が大きい(=作業机が広い)ほどより高度なマルチタスクが可能になります。

ROM:スマホの本棚

ROMデータを長期的に保存する装置のこと。いわゆるストレージと呼ばれるものでROM容量が大きいほど、より多くの写真や動画を保存することが可能です。ROMは本棚に例えられることが多く、一度記憶したデータはいつでも好きな時に引っ張ってくることができます。

選ぶべきメモリ容量は?

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ROMは写真や動画などを記憶する装置で、容量が大きくなればなるほど保存できるデータが増える、と非常に単純です。では、RAMはどうでしょうか?今回はRAMをメインに解説していくので、便宜上、メモリ=RAMとさせていただきます。

現在販売されているスマホのメモリは4GB〜16GBがほとんどです。それでは、あなたに合ったメモリ容量はどれでしょうか?今回は特に普及数の多い4GBと6GBを比較します。

\次のページで「4GBを選ぶべき人」を解説!/

4GBを選ぶべき人

4GBメモリは、現在流通しているスマホの中では最低限のメモリ容量と言えます。4GBメモリの特徴は次のとおりです。

・スマホ本体が安い
・SNSや動画視聴などであれば十分に快適なマルチタスクが可能

4GBメモリは最低限の容量のため、比較的安くスマホ本体を購入することができます。最低限のメモリ容量とは言っても、数年前までの主流は2GBメモリ。4GBメモリでもSNSや動画視聴、ブラウジングをするだけであれば十分な性能があります。しかし、アプリによっては、うまく起動しないことがあるので注意が必要です。

以上のことから、4GBメモリのスマホを選ぶべき人は次のような人となります。

・性能よりもスマホ本体の安さを重視する人
・普段のスマホの利用目的がSNSや動画視聴などである人
・スマホであまりゲームをしない人

6GBを選ぶべき人

4GBメモリのスマホが広く流通していますが、6GBメモリを選ぶ人も多いようです。6GBメモリの特徴は以下の通り。

・スマホ本体の値段が高い(同じ機種でもメモリの差で1万円以上高くなる)
・4GBメモリと比べて、より高度なマルチタスクが可能
・3Dゲームなどのいわゆる「重たい」アプリも問題なく起動できる

ユーザー自身でメモリ容量を決められるように、同じ機種でもメモリ容量を変えて販売していることもあり、6GBメモリ搭載のモデルは4GB搭載モデルと比べ1万円以上高くなります。

またスマホの進化と同様、アプリも進化しており、3Dゲームやオンラインゲームなど、「重たい」アプリが数多く開発され、このようなアプリをプレイするためには4GBメモリでは不十分です。すぐにアプリが落ちたり、ラグ(画面表示などに時差が生じること)が発生してしまい、ゲームを思う存分楽しむことができません。以上から、6GBメモリを選ぶべき人は次のような人と言えるでしょう。

\次のページで「メモリ容量が大きければよいというわけではない」を解説!/

・3Dゲームなど重たいアプリを思いっきり楽しみたい人
・複数のゲームを同時並行でプレイしたい人
・スマホで動画編集など高度な操作を行いたい人

メモリ容量が大きければよいというわけではない

「それなら、メモリ容量は大きいものを選べばよいのか?」と言われると、そうとは限りません。メモリ容量が大きくなると、問題になるのがバッテリーの消耗です。この問題を解決しようとバッテリーの容量が大きくなると、スマホ本体が重くなってしまいます。

メモリ容量が大きくなると、充電の回数が増える、スマホ本体が重くなる、などのデメリットがあることも理解しておきましょう。

メモリが不足するとどうなる?その原因と解消法は?

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メモリに記憶される情報は常に更新されますが、利用状況によっては、メモリがいっぱいになってしまうことがあります。メモリが不足したら何が起こるのでしょうか?

スマホの動きが遅くなる

メモリがいっぱいになるということは、作業机が資料で溢れかえっているという状態です。そのため必要なデータを見つけるのに時間がかかってしまい、結果的にスマホの動きが遅くなってしまいます。

アプリを切り替えたら、ついさっきまで使ってたアプリが落ちていた、という経験はありませんか?作業机からどうしても必要なデータを見つけられず、やむなく関連データをリセットした状態です。

メモリ不足の原因

メモリ不足の主な原因は2つ。

\次のページで「メモリ不足時の解決方法」を解説!/

・アプリの開きすぎ
・キャッシュが蓄積されている

アプリの開きすぎは説明するまでもないでしょう。問題はキャッシュの蓄積です。キャッシュとは、ユーザーが開いたサイトやアプリの情報を一時的に保存する機能で、次回同じサイト、アプリを開いた際に、通信時間やデータ通信量を節約する働きがあります。

キャッシュの働きによって、ユーザーはより快適にスマホを使えるのですが、これがかえってメモリ不足の要因ともなってしまうのです。

メモリ不足時の解決方法

では,メモリが不足している時はどのように対処したらよいのでしょうか?

・アプリを強制終了する
・キャッシュを削除する
・スマホを再起動する

メモリが不足しているということは、一時的に記憶している情報が多すぎるということです。まずは今開いているアプリを強制終了しましょう。これだけで、たった今まで記憶されていたデータが削除されメモリが空きます。もし、それでも足りなければ、蓄積されたキャッシュを削除。いずれもスマホの「設定」から実施可能です。

それでもだめならスマホを再起動。もし頻繁にメモリ不足が発生するようであれば不要なアプリのアンインストールをしましょう。

メモリ容量について正しく理解して使用目的に合ったスマホを選ぼう!

スマホを選ぶ際、デザイン性も大切ですが機能面を軽視してしまうと、購入後に後悔することになります。デザインだけに注目せず、自分のスマホの利用目的をしっかり理解し、自分の利用目的に合った、後悔のないスマホ選びをしましょう!

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雑学

4GBと6GBの違いとは?スマホのメモリはどっちがおすすめ?メモリ不足の原因・解消法もスマホオタクがわかりやすく解説

この記事では、スマホメモリの容量の違いをみていきます。最近のスマホは年々進化していて、もはや小さなパソコンと言っても過言ではないよな。しかし、いざ新しいスマホを買ったはいいもののアプリが作動しなかったり動きが遅かったという経験はないでしょうか?
今回はスマホを選ぶ上で重要なメモリ容量について、毎年のようにスマホを買い換えるスマホオタクのとくじんと一緒に解説していきます。

ライター/とくじん

Androidスマホを長年愛用。スマホについて調べれば調べるほど、その奥深さに惹かれ気付けば毎年のようにスマホを購入するように。スマホ選びの大事な基準であるメモリの違いを分かりやすく解説していく。

スマホのメモリとは?

image by iStockphoto

スマホにはメモリというものが存在します。スマホの製品詳細で4GB/6GBといった数字を見たことはないでしょうか?これが内蔵メモリと呼ばれるものです。まずはスマホのメモリについて簡単に説明しましょう。

RAM:スマホの作業机

RAMとは、一時的に情報を記憶する装置のこと。一時的に情報を記憶することで、複数のアプリを起動させておくマルチタスクが可能になります。RAMのイメージとしては、ユーザーの操作に合わせてコンピューター(以下CPU)が選定した情報を置いておくための場所、つまりスマホの作業机です。RAMの容量が大きい(=作業机が広い)ほどより高度なマルチタスクが可能になります。

ROM:スマホの本棚

ROMデータを長期的に保存する装置のこと。いわゆるストレージと呼ばれるものでROM容量が大きいほど、より多くの写真や動画を保存することが可能です。ROMは本棚に例えられることが多く、一度記憶したデータはいつでも好きな時に引っ張ってくることができます。

選ぶべきメモリ容量は?

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ROMは写真や動画などを記憶する装置で、容量が大きくなればなるほど保存できるデータが増える、と非常に単純です。では、RAMはどうでしょうか?今回はRAMをメインに解説していくので、便宜上、メモリ=RAMとさせていただきます。

現在販売されているスマホのメモリは4GB〜16GBがほとんどです。それでは、あなたに合ったメモリ容量はどれでしょうか?今回は特に普及数の多い4GBと6GBを比較します。

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