
1. 動物や鳥などがわなにひっかかる。
2. 他人の計略にはまってだまされる。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「罠に掛かる」
「口に乗る」の類義語としては2の意味ですね。ほぼ同じ意味を有していることがわかりますが、比較すると「口に乗る」は口先でだまされるというニュアンスだったのに対し、「罠に掛かる」は計略でだまされるという違いがあると言えるでしょう。
「一杯食う」:たくらみにひっかかること
次にご紹介する類義語が「一杯食う」(いっぱいくう)です。こちらも意味を確認しておきます。
うまくだまされる。たくらみにひっかかる。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「一杯食う」
「一杯食う」は「口に乗る」とだまされるという点で類似していることがわかりますが、どちらかというと「一杯食う」は他者が有している企みに引っかかるというニュアンスが強く、「口先」のニュアンスが強い「口に乗る」との違いと言えるでしょう。
「術中に陥る」:計略にひっかかること
最後にご紹介する類義語が「術中に陥る」(じゅっちゅうにおちいる)です。こちらも意味を確認しておきましょう。
計略にひっかかる。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「術中に陥る」
「術中に陥る」もだまされるという点で「口に乗る」と似ていますが、どちらかというと「罠に掛かる」や「一杯食う」と近く、計略や企みに引っかかるというニュアンスが強い言葉と言えるでしょう。
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