
そこで今回は、事実婚と同棲の定義を確認しながら、両者の違いについて雑学好きな現役大学院生ライターのききと一緒に解説していきます。

ライター/きき
植物について研究している現役大学院生。生物や植物だけでなく、言語や旅行、文化などあらゆるジャンルにも興味がある。誰もが面白い・分かりやすいと思ってくれるようなライターを目指している。
事実婚とは?

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事実婚と同棲の違いについて解説する前に、そもそも事実婚とはどういうものなのかについてみていきましょう。
事実婚とは、法律上の婚姻届けを出していないものの、当事者の2人は「結婚している」と認識しながら、共同生活を送っている状態のことです。つまり、婚姻届けを出していないだけで、結婚している状態と全く同じだと言えますね。
しかし、法律上の婚姻届けを提出していないことから、何点か事実婚では認められないことがあります。逆に、法律婚と同じようにできることもあるのです。ここからは事実婚でできることとできないことをご紹介しますね。
法律婚と同じようにできること
法律婚と同じようにできることは、主に以下の7点です。
・健康保険の加入
・国民保険の3号被保険者としての扱い
・遺族年金の受け取り
・住宅ローンの連帯保証人
・携帯電話の家族割
・不妊治療の助成金
・慰謝料と養育費の請求
など
どれも「家族」として生活するにあたって必要不可欠なことばかりですね。特に、事実婚を解消した時に婚姻届けを出していなくても、慰謝料や子供の養育費を請求できることは、法律婚と変わらないので良い点ですよね。また、事実婚でも子供が欲しいということになれば、不妊治療の助成金も支給されるので、非常に助かりますね。
今後も事実婚のカップルも過ごしやすいような制度が増えていくことを期待しましょう。
事実婚ではできないこと
事実婚ではできないことは以下の3点です。
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