3分で分かる”to”と”ing”の違い!英語初級者が間違いやすいto不定詞と動名詞”ing”を英語オタクが分かりやすくわかりやすく解説
目的語にto不定詞のみ使える動詞
to不定詞のみを目的語として使える単語をいくつか紹介します。
・want(〜したい)
・hope(〜することを望む)
・decide(〜することを決める)
・pretend(〜するふりをする)
to不定詞を目的語とする場合、文章の動詞よりも目的語の内容が未来のことを示していることが多いです。I want to be a baseball player.を例にあげると、want(〜したい)は今現在のことを言及しているのに対し、to be a baseball playerはまだ起こっていない未来のことを示しています。
このように、to不定詞には未来のニュアンスが含まれていると考えましょう。
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目的語に動名詞のみ使える動詞
次に動名詞のみを目的語として使える動詞を紹介します。
・finish(〜するのやめる)
・enjoy(〜することを楽しむ)
・give up(〜することを諦める)
・suggest(〜することを提案する)
to不定詞とは対象的に、動名詞を目的語とする場合、その目的語は動詞に対して過去、もしくは現在進行中のことを示していることが多いです。I finish reading a book.を例にあげると、reading a book (読書)をfinish(やめる)するのであれば、やめる瞬間までは読書をしているはずですよね。
このように動名詞にはto不定詞とは反対の過去、現在進行中のニュアンスが含まれていると考えられます。
目的語にどちらも使える動詞
to不定詞と動名詞どちらも目的語として使える動詞も存在します。
・like(〜することを好む)
・love(〜することが大好きである)
・bigin/start(〜を始める)
・continue(〜を続ける)
これらの動詞は目的語としてto不定詞、動名詞どちらを置いても意味は同じです。ニュアンスの微妙な違いはあれど、どちらを置いても自然な英文として認識されます。
目的語がto不定詞か動名詞かで意味が変わる動詞
to不定詞と動名詞の使い分けで最も頭を悩ませるのが、どちらも目的語に使えるがどちらを目的語にするかで意味が変わってしまう動詞が存在する、という点です。いくつか例をみてみましょう。
・stop:stop to不定詞…立ち止まって〜する、stop ~ing…〜することをやめる
・forget:forget to不定詞…〜することを忘れる、forget ~ing…〜したことを忘れる
・remember:remember to不定詞…〜することを覚えている、remember -ing…〜したことを覚えている
・try:try to不定詞…〜しようと努力する、try -ing…試しに〜してみる
forgetとrememberは真逆の意味になっていますね。to不定詞は未来のニュアンス、動名詞は過去のニュアンスというのがよく分かります。これらの動詞に対しては、to不定詞と動名詞のうち適切な方を目的語として置かなければ誤解が生じかねません。意味が変わってしまう動詞に関しては、それぞれの意味をしっかり覚えておきましょう。
to不定詞は「未来」、動名詞は「過去もしくは現在進行中」のニュアンスがあります。しかし、すべてがこれに当てはまるわけではなく、例外も数多く存在することを忘れてはいけません。
最も確実に使い分ける方法は、その動詞が目的語にどちらをとるのかを意識しながら、”want to~”のように「動詞+to不定詞(or 動名詞)」の1つの塊として覚えること。こうすることで文法ミスは確実に減り、次第に自然とto不定詞と動名詞の使い分けができるようになってきます。
2つの違いを理解して英語マスターになろう!
to不定詞と動名詞の違いは誰しもがぶつかる最初の壁です。しかし、英語の基礎の基礎となる文法。しっかり理解することで英語力は確実に伸び、英語が理解できることで自信に繋がります。難しいからと諦めずに、理解できるまで繰り返し学んでください。英文法を1つ1つしっかり理解していくこと、これこそが英語マスターへの近道です!