この記事では結婚と入籍がどう違うかをみていきます。どちらも結婚したことの報告で使われているイメージがあるよな。
違いはずばり戸籍に関係しているようです。それぞれの言葉の意味を調べてみると使い方が違うみたいです。今回は2つの言葉の意味から結婚のながれまでを、文学部英文学科卒ライターpikakeと一緒に解説していきます。

ライター/pikake

ハワイとフラダンスをこよなく愛するwebライター。文学部英文学科卒業。今回は結婚式場で働いた経験を活かして、結婚の知識を分かりやすく解説します。

「結婚」と「入籍」の違い

image by iStockphoto

「私たち、結婚しました」や「○○日に入籍しました」と結婚の報告をするときに使われている言葉。同じように使われていますが、実は「結婚」と「入籍」の意味が違うことを知っていましたか。ここでは「結婚」と「入籍」の正しい意味をわかりやすく説明します。この記事を読んで、スムーズに結婚の準備を進めていきましょう。

「結婚」とは夫婦になること

日本では一般的には婚姻届を提出して法律上の夫婦になることを言います。しかし、近年は夫婦の在り方も多様化。婚姻届を提出しないで共に生活をするパートナーも夫婦として認められています。いわゆる事実婚ですね。婚姻届提出の有無に関わらず、事実上一緒に生活をしていると周りに宣言すれば立派な夫婦となるのです。

「入籍」とは戸籍に入ること

戸籍法上、もともとある戸籍に誰かが入ることを言います。分かりやすく説明すると、夫婦の間に子供が生まれたり、養子縁組をしたときに使う言葉。また、再婚時に連れ子の戸籍を筆頭者の戸籍へ変更する時や、離婚後に子供の氏を変更する時なども「入籍」といえます。

親戚や職場に報告するときはどちらの言葉を使えばいい?

「結婚」と「入籍」の正しい意味がわかりましたね。では、実際に報告するときはどちらの言葉を使えばいいのでしょうか。親戚や職場などの目上の人へは失礼のないように正しく報告できるように、説明していきましょう。

\次のページで「「入籍しました」は間違っている?」を解説!/

「入籍しました」は間違っている?

言葉の意味からすると、「結婚しました」と報告することが正解。役所で婚姻届が受理されると、新たに2人の戸籍が作られます。前述のように入籍はもとある戸籍に入ることなので、「入籍しました」は間違い。ただし、芸能人が結婚の発表をするときに「入籍しました」と使っているのをよく目にしませんか。この「入籍しました」は「結婚しました」という意味。

このように、昨今では本来の意味とは関係なく使われるようになっています。なので、普段の生活で使うときは自分の言いやすいほうで報告して大丈夫です。かしこまった場面のときは、「結婚しました」と報告したほうが相手に良い印象を与えることができるでしょう。

結婚式は入籍の前?それとも後?

image by iStockphoto

結婚式は入籍の前にするか、それとも後にするかには決まりはありません。結婚式のタイミングは新郎新婦の自由。しかし、記念となる日なので悩むカップルは少なくありません。ここでは、入籍の前にする場合と後にする場合、それぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。

入籍の前にする場合

結婚式を入籍の前にする場合のながれは下記のようになります。

1.プロポーズ
2.親へ結婚の報告
3.両家の顔合わせ(結納)
4.結婚式
5.入籍

結婚のお披露目をしてから入籍してほしいと考える昔ながらのながれを好む親世代には喜ばれますよね。また、挙式後に新たな気持ちで新生活をスタートできるので、結婚した実感がわきやすいでしょう。

しかし、結婚式の準備と同時に新居探しもしなければいけないので、準備に集中することができません。また、結婚式後に氏名・住所変更などの事務手続きの作業も出てくるので、結婚式後も何かと忙しい日々を過ごすことになってしまいます。

\次のページで「入籍の後にする場合」を解説!/

入籍の後にする場合

結婚式を入籍の後にする場合、「3.両親との顔合わせ」の次に

4.引っ越し
5.入籍
6.結婚式

というながれになります。結婚式の前に入籍すると、早くから一緒に暮らせるので心に余裕をもって結婚式の準備にとりかかれますよね。話し合いがすぐにできる環境なので、どちらかに準備の負担がかかるということは少なくなるでしょう。

また、一人暮らしの時よりも収入が増えて節約できるので、結婚資金へまわすことも可能。しかし、すでに一緒に生活をしているので結婚式後の生活に新鮮さを期待できなくなるでしょう。

「結婚記念日」はいつになる?

image by iStockphoto

「結婚記念日」は2人にとって特別な日。一般的には2人で話し合って決めるといいでしょう。

挙式日を結婚記念日にするカップルは、家族や友人にお祝いをしてもらった感動や感謝の気持ちをいつまでも大切にしたい想いから、挙式日を結婚記念日にすることが多いようです。また、婚姻届を提出した日を結婚記念日にするのもいいでしょう。あるいは、交際をスタートした日どちらかの誕生日にするカップルもいます。このように、結婚記念日はお互いにとって覚えやすい日を選ぶのがおすすめです。

ふたりに合った結婚の準備を進めよう

「結婚」と「入籍」の意味の違いが分かりましたね。今では「結婚しました」も「入籍しました」も同じように使われています。また、結婚式のタイミングや結婚記念日をいつにするかの選択も自由。結婚準備は決めなくてはいけないことがたくさんありますが、共同作業を楽しいみながら自分達のやりやすいように準備を進めていきましょう。

" /> 「結婚」と「入籍」はどう違う?意味の違いや結婚の流れも文学部英文学科卒ライターがわかりやすく解説 – Study-Z
雑学

「結婚」と「入籍」はどう違う?意味の違いや結婚の流れも文学部英文学科卒ライターがわかりやすく解説

この記事では結婚と入籍がどう違うかをみていきます。どちらも結婚したことの報告で使われているイメージがあるよな。
違いはずばり戸籍に関係しているようです。それぞれの言葉の意味を調べてみると使い方が違うみたいです。今回は2つの言葉の意味から結婚のながれまでを、文学部英文学科卒ライターpikakeと一緒に解説していきます。

ライター/pikake

ハワイとフラダンスをこよなく愛するwebライター。文学部英文学科卒業。今回は結婚式場で働いた経験を活かして、結婚の知識を分かりやすく解説します。

「結婚」と「入籍」の違い

image by iStockphoto

「私たち、結婚しました」や「○○日に入籍しました」と結婚の報告をするときに使われている言葉。同じように使われていますが、実は「結婚」と「入籍」の意味が違うことを知っていましたか。ここでは「結婚」と「入籍」の正しい意味をわかりやすく説明します。この記事を読んで、スムーズに結婚の準備を進めていきましょう。

「結婚」とは夫婦になること

日本では一般的には婚姻届を提出して法律上の夫婦になることを言います。しかし、近年は夫婦の在り方も多様化。婚姻届を提出しないで共に生活をするパートナーも夫婦として認められています。いわゆる事実婚ですね。婚姻届提出の有無に関わらず、事実上一緒に生活をしていると周りに宣言すれば立派な夫婦となるのです。

「入籍」とは戸籍に入ること

戸籍法上、もともとある戸籍に誰かが入ることを言います。分かりやすく説明すると、夫婦の間に子供が生まれたり、養子縁組をしたときに使う言葉。また、再婚時に連れ子の戸籍を筆頭者の戸籍へ変更する時や、離婚後に子供の氏を変更する時なども「入籍」といえます。

親戚や職場に報告するときはどちらの言葉を使えばいい?

「結婚」と「入籍」の正しい意味がわかりましたね。では、実際に報告するときはどちらの言葉を使えばいいのでしょうか。親戚や職場などの目上の人へは失礼のないように正しく報告できるように、説明していきましょう。

\次のページで「「入籍しました」は間違っている?」を解説!/

次のページを読む
1 2 3
Share: