イギリスフランスヨーロッパの歴史世界史

3分で簡単「ジャンヌ・ダルク」神から天啓をもらったフランスの英雄?それとも異端の魔女?歴史オタクがわかりやすく解説

劣勢のフランス軍にジャンヌ・ダルク登場

フランスの土地は占領され、その魔の手はオルレアンへと迫ります。オルレアンは当時残されたフランスの都市のなかでもっとも北に位置し、イングランドのフランス侵攻の要所でした。もしここを落とされれば、いよいよフランスの命運も尽きていたことでしょう。

そうして、1428年、オルレアンはイギリス軍によって包囲されてしまいました。包囲は長期化、しかし、シャルル7世はオルレアンを救うことができません。そんな状況下に現れたのがジャンヌ・ダルクだったのです。

オルレアンの解放、進軍するジャンヌ・ダルク

神の声を聞いたジャンヌ・ダルクがシャルル7世に認められたことで、ぐっと士気が上がったフランス軍。ジャンヌ・ダルクはそんなフランス軍を率いて包囲されたオルレアンの救出に向かいます。そうして、翌年の1429年にオルレアンは解放。フランス軍の快進撃がはじまるのです。

ジャンヌ・ダルクの貢献により、シャルル7世戴冠

オルレアン解放以降、一転して攻勢に出たフランス軍。ジャンヌ・ダルクは次にランスを奪い返し、そこでシャルル7世の戴冠式を行いました。ジャンヌ・ダルクと正式にフランス国王となったシャルル7世はまだまだ止まりません。勢いのままにフランス国内からイングランド軍を追い出し、フランスの統一を推し進めたのでした。

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これまで散々イングランドにしてやられてきたフランスだったが、ジャンヌ・ダルクの登場によって状況は一変する。要所オルレアンの解放にシャルル7世の戴冠、そして、イングランド軍をフランス国内からようやく追い出すことができたんだ。これでやっと百年戦争の終わりが見えてきたな。

4.救国の英雄ジャンヌ・ダルクの最期

ジャンヌ・ダルクとともに快進撃を続けるフランス軍。しかし、イングランド軍もそうやすやすと破れるわけにはいきません。パリの奪還に失敗したジャンヌ・ダルクはブルゴーニュ公によって捕縛され、敵国イングランドへと売り渡されてしまうのです。

神のお告げは本物か?ジャンヌ・ダルク、魔女裁判にかけられる

ジャンヌ・ダルクは神から天啓を授かり、フランスを救ったとされます。しかし、同じキリスト教を信仰する敵国イングランドからすればたまったものではありません。ジャンヌ・ダルクの主張が正当なものであればあるほど、信じる神と敵対することになるのです。

そこでジャンヌ・ダルクの身柄を得たイングランドは彼女を異端審問にかけることに。ジャンヌ・ダルクが神を語る異端の魔女だということになれば彼女の正当性が失われると同時に、ジャンヌ・ダルクの貢献によって即位したシャルル7世の正当性にも泥を塗ることができるのです。

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