
「虚を衝く」の対義語は?
さて、同義語の次は対義語(反対語)を見ていきましょう。
「耳が痛い」:他人の言葉が自分の弱点をついてくること
「虚を衝く」の対義語としては「耳が痛い」(みみがいたい)が挙げられるでしょう。「他人の言葉が自分の弱点をついていて、聞くのがつらい。」という意味ですから、言葉に限定されますが対義関係にあることがわかります。
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「hit where it hurts」:痛い所を衝く
「虚を衝く」を英語で言い回す場合には「hit where it hurts」が挙げられるでしょう。「痛い所を衝く」という意味合いで使用することが可能です。同じように「hit a sore spot」も使用できますから、合わせて覚えておきましょう。以下に例文を見てみます。
・I can’t believe that that delicious bakery is closing. I’m feeling like I’ve been hit where it hurts, because I’m starving right now.
あの美味しいパン屋さんが閉店だなんて。いまお腹が減っているから、虚を衝かれたような気分だよ。
・To succeed in this interview and get into that company, you need to hit the interviewer where it hurts. You’ll always get a chance to ask questions at the end, so think of a killer line.
この面接で成功してあの企業に入社するには、面接官の虚を衝くことが必要だ。最後に必ず質問するチャンスが来るから、殺し文句を考えておけよ。
・You may think you’ve hit a sore spot and it worked, but your teacher knows what you’re doing. You have a test today, so sit down and get ready.
虚を衝いてうまくいったと思っているのかもしれないけれど、先生にはお見通しですからね。今日はテストなんだから、早く座って準備しなさい。
「虚を衝く」を使いこなそう
この記事では「虚を衝く」の意味・使い方・類語などを説明しました。簡単に復習しておきましょう。
「虚を衝く」は何かの物事や他者の弱点や無防備な状態を狙って攻撃する際に使用する言葉でした。ビジネスシーンでも日常生活でも、本当に大事な場面では「虚を衝く」ことも重要ですが、あまりやり過ぎてしまうと禍根を残してしまいますから、ほどほどにしておきましょうね。