「袖を通す」の使い方・例文
「袖を通す」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.新調したスーツに袖を通す。
2.着慣れない制服に袖を通し、学校の門を通る新入生たち。
3.買ったままで放置され、一度も袖を通していない服が何着もある。
例文のように、衣服を着ること、特にその服を初めて着るという場面で使われている言葉です。新調したスーツを初めて着る。新入生が購入したばかりの制服に身を包む。「袖を通す」はこうした初めて着る衣服を指して使われる言葉です。また衣服を一度も着ていないことを表して、「袖を通していない」と表現する場合もあります。
多くは衣服を初めて着ることを表しますが、場合によって単に衣服を着る行為を表している場合もあるため、前後の文脈に注意し、どちらの意味で使われているのか確認しておきましょう。例文から実際の使用場面をイメージし、自身でも使用することができるようにしていきましょう。
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「袖を通す」の類義語は?違いは?
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続いて類義語・違いについて確認していきましょう。類義語をいくつかピックアップしました。関連するよく似た表現との違いを確認することで、「袖を通す」という言葉の機能をより深く理解することができます。
その1「着替える」:衣服を脱ぎ他のものを着る
「着替える」は着ていた衣服を脱いで他のものを着ることを意味する言葉です。こちらも衣服を着ることを意味している言葉となっており、「袖を通す」と少し似た意味をもった類義語となっています。こちらは着ていた衣服を別の服に変えるという意味を表す点に注意しましょう。
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